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英国TVの基礎知識

 

英国のTV放送局、地上波は5局のみです。

国営放送のBBC1、BBC2(日本のNHKと教育TVにあたる)、民放局のITV、Channel4、Channel5。

私が普段見ているのは地上波のみなので、衛星放送局であるSKY TVに関しては、このHPではご紹介できません。

以下、当HP製作者の主観による英国テレビ局紹介です。ご参考までにどうぞ。

 

BBC1

 

日本で言うNHK。

看板番組は、英国で一、二を争う大人気の長寿ドラマ、「EAST ENDERS」。

また、歴史ドラマの制作(NHKで言う大河ドラマ?)にも力を入れており、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」のドラマ化などの大ヒット作も多い。

 

BBC2と共に、「MR BEAN」や「KEEPING UP APPEARANCES」の様な、一般層に広く受けるベタなコメディ・ドラマ も、BBCのお家芸だ。一方、社会に対する痛烈な皮肉、下品なジョークも盛りだくさんのスケッチ・ショーも多数製作している。その点は、コメディ下手な日本のNHKとはかなり違うと言えるだろう。

もちろん世界に冠するBBC放送局だけあり、公平な視点を貫いたドキュメンタリーやニュースも高水準とされている。

 

国営放送の割に、地方局の権限がかなり大きい。

BBC1ロンドンとBBC1の各地方局(例:BBC1スコットランド)とでは放映時間、放映内容が大幅に違っており、地方でBBC1を見る場合、一般誌の付録についているテレビガイドは全くアテにならないので、要注意。

地方局には、別の地域では見られない特別番組(スコットランドの場合、「スコットランド人は何を食べてきたか」など)もあるんだけれど、ありがたい場合とそうでない場合が・・。

BBC1の番組チェックは、その土地で販売されているテレビ・ガイドや新聞で行なうようにしましょう。

 

公式サイト

 

BBC2

 

日本で言う教育テレビ。

朝は子ども向け番組一色だが、これがまた侮れない。

「TELETABBIES」「BOB BUILDER」などの大ヒット作品を、数多く世に送り出している。

 

夜は自然、科学、歴史etc.を面白い切り口で見せる番組多し。本来こういう番組に興味の無い私も思わず見てしまうことがあるほど、作り方が丁寧で面白い。 ここでも BBC1同様、良質のコメディー(主に老年向き)が、多数放映されている。

作品制作の手の込み方に予算豊富な雰囲気が漂うが、再放送番組の数の多さも群を抜いている。新番組製作に時間がかかりすぎて、穴埋めが必要なんだろうか?

 

公式サイト

 

ITV

 

民放局の最古参。

BBC1の看板番組「EAST ENDERS」としのぎを削る高視聴率ドラマ「CORONATION STREET」の放映局でもある。「CORONATION・・」は、ITV開局以来、なんと40年以上に渡って放映されている。変化を好まないイギリス人気質を反映してか、ドラマは一回人気が出ると泉重千代さん並みに長寿なのだ。

(私は今さら追いつこうという気になれないので、一度も見ていない)

 

ここのもう一つの看板番組は、黒人男性ジャーナリスト、トレヴァー・マクドナルド氏がメイン・キャスターを勤めている「NEWS AT 10」。マクドナルド氏はITVの顔でもあり、イギリス人からは信頼の厚いキャスターだと言われている現在マクドナルド氏は、同局の「Tonight with Trevor Mcdonald」という報道番組を持っており、こちらの方により力を入れている様だ。

 

ここの番組の企画は、CHANNEL4とかぶっている事が多い。

特に視聴者参加型のバラエティ番組やリアリティ番組の類は、ITVで放映されたのと似た様な番組をすぐにCHANNEL4が作ったり、またその逆だったり。

ここ数年で記憶に残っているのは、アメリカにも飛び火したオーディション番組「POP IDOL」だが、他にも多くのリアリティ、バラエティ番組を作成している。

 

公式サイト

 

 

Channel4

 

1982年、民放放送として二番目に開局。

主に若年層に受ける大ヒット番組を沢山生み出している。

オランダから始まり、全世界で人気となったリアリティ番組「BIG BROTHER」のイギリス版も1998年から毎年放映され、毎回国民的な話題となっている。

 

話題性に富む高視聴率番組(主に単発)を作ることにかけては、ともかく群を抜いている。

とは言え、試聴者の年齢層の厚いBBCに比べると、高視聴率と言っても大した事は無い。チャンネル4で最高視聴率を誇る番組の視聴者数は、BBC1で最も人気のあるドラマの、わずか4分の1程度にすぎないのだ。メディアの話題を独占する番組が多い割に、テレビを良く見る老年層からの支持率 が極端に低いのが特徴的。

 

若年向き人気番組を多産する一方で、保守派からは嫌われがちなマイノリティに関する問題も真面目に取り上げ、質の高いドキュメンタリーも数多く製作している。私が最もよく見る テレビ局。

 

公式サイト

 

Channel5

 

1997年開局。

新しい民放局として、かなり苦戦を強いられている印象。

アメリカのB、C級映画の再放送と、これまたアメリカから安く買って来た古い番組の最放送ばっかりで、独自性に乏しい。

自局で製作したものの中には時々「お?」と思うものも無いではないが、一年に数回程度。

他局のマネ番組も多く、いかにも予算に苦労している感じ。私の中で、最も存在感の希薄な局。

 

公式サイト

 

 

★英国のテレビガイドについて★

   

私が購読しているのは、「TV QUICK」という雑誌。週刊で、一冊65ペンス(約120円)です。

他にも、「What's on TV」、「TV Times」「TV Choice」、「Soap Life」、「Radio Times」、「TV&Satellite Week」などなど、種々様々なテレビガイドが出版されています。

 

後者二誌を除くと、どの雑誌も毎回長寿ソープドラマの俳優達が表紙で、どれも見分けがつきません。

長寿ソープ・ドラマの俳優達は非常に庶民的なルックスなので、華やかなスターらしさは皆無です。

 

英国で大衆に好まれる俳優には、存在感にアリティがある事がまず重視されます。

しかし、そういったフツーっぽい人々、言ってみれば、顔面偏差値の低い芸能人をテレビガイドの表紙に持ってくるのは、非常に英国的な習慣と言えるかもしれません。