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世界一キレイ好きな民族
あなたは今日、誰か知らない人と話しましたか?
国連軍での夫・戦時下のレバノンにて
海外における日本人男性評
欧米人の自己主張
アメリカ人の天真爛漫さ
雨具のいろいろ

 

世界一キレイ好きな民族


昨日同僚と話してたんだが、何をもって「きれい好き」とするかは、非常に難しい事だと思う。
よく話題に上るのが、欧米人がハンカチで鼻をかむということ。
鼻水でぬらぬらになったハンカチをおもむろにポケットにしまい、また同じハンカチで鼻をかむ。汚い・・。

夫に言わせると、「ポケットの中に入れておけば、体温で乾くじゃない?乾いたらまた使うんだよ」とのこと。
夫の学校の教師などは、使用後びしょびしょになったハンカチを、教室のヒーターの上で乾かして、また使っていたそうだ。
なんだか、スチーム効果で風邪のばい菌が教室中に蔓延してそう。おえー。
しかし、そんな夫も、台湾で「ちり紙で鼻をかむ」習慣を学んでからは、今までハンカチを使っていたのを、ひどく不潔に感じるようになったと言う。

どうも、欧米人の中には「乾いていれば清潔」という観念がある気がしてならない。
英国人と結婚している私の友人達に言わせると、彼らはめったにタオルやふきんを取り替えない。
放っておくと一ヶ月くらい平気で同じタオルを使ってたりする。
確かに使用後の湿っぽいタオルでも、一晩経つと乾いているから、そんなに不潔には感じないのかもしれないが、相当細菌が繁殖してるのではないだろうか?
日本など湿度の高い国の場合、濡れた布などばい菌の温床というイメージがあるし、第一そんなに長いこと放っておいたら、ぞうきんみたいなひどい臭いがしてきて、使う気にもならない。

夫の実家に行った時、デザートで食べたプチダノンの容器を、私が洗ってから捨てているのを見て、夫のお母さんがものすごく不思議がっていた。
捨ててしまうものを、なんでわざわざ洗うのかと言うのである。
よくよく考えて見ると、日本の場合、食べかすのついている様なゴミを放置しておくとゴキブリや蟻が来るし、すぐに悪臭を発するから、例えゴミでも一応キレイにしてから捨てるのが、なんとなく習慣になっているのだった。
変な害虫の少ない、乾燥している国の人々は、ゴミひとつ捨てるのに、そこまで気を遣わなくていいのだ。

それだからか、日本人は「我こそは世界一きれい好きな民族」と思いがちな様だが、よその国の人々からすると、「日本人って汚〜い!」と思われている点もいくつかあるのだ。
例えば、お風呂。
家族とは言え、他の人と同じお湯につかるのは、外国人から見ると、ものすごく不潔な感じがするそうだ。
もちろん、「どんな病気の人が入ったかわからない」銭湯など、もってのほかという感じ・・らしい。

あと、畳。牛乳をこぼしたりせんべいの食べカスを落としたりして、畳の目にそういったモノが詰まってるだろう!などと言われると、こちらもうつむいて言葉少なになりがちだ。畳用の掃除機だってあるし・・などと弱々しく反論してみても、せいぜい年に一度しか換えない(一般家庭では数年に一回じゃないの?)事実を知っている外国人には、焼け石に水である。
そんな日本の狭い家屋の中に、ちまちました便利グッズが散乱してる様子なども、ものすごく散らかって見えるみたい。
キレイにしようと思って100円ショップで買った卓上チリトリやリモコン立てなどがこちゃこちゃ置いてあるせいで、かえってちらかって見えると言うこの皮肉・・。

ちょっと違うけど、酔っ払いが電車の中や駅のホームでゲロ吐いたり、立ちションしてたりするのも、「世界一キレイ好きな民族」にはあるまじき行為だし、何をもって「キレイ好き」とするかは、本当に難しいのである。

そう言えば、台湾で貸し部屋を見に行った時、「ワタシはすごくきれい好きなんです」と言う大家さんがいた。
聞けば、毎朝5時半から掃除機をかけて床磨きをするという。確かに部屋の中はよく片付いていたし床もピカピカだったが、毎朝5時半に掃除機の音で起こされるのはかなわないなあ・・などと思っていたら、大家さんからいきなり冷蔵庫の中を見せられ、愕然としてしまった。
なんと冷蔵庫の中に、山の様な生ゴミが入っていたのだ!
大家さんから「生ゴミは外に出しておくと、ゴキブリや蟻が来るでしょ。冷蔵庫の中にしまっておくのが一番。あなたもここに住んだら、そうしてもらいますから」と言われて、結局その家に住むのはやめにした私だった。

聞くところによるとこの方法、日本人の間でもやっている人が居ると言う。
一言言っておきますが、低温でも繁殖する食中毒の菌はいっぱいあるんですよ〜。で、この方法を採用する人って、「キレイ好き」のうちに入るんでしょうか?
誰か教えてください・・。


 

あなたは今日、誰か知らない人と話しましたか?

 

さんは今日、誰か知らない人 と言葉を交わしましたか?
思うに、日本は知らない人とのコミュニケーションの最も少ない国なんじゃないだろうか?

地下鉄サリン事件の被害者たちのインタビューを集めた、村上春樹の「アンダーグラウンド」という本の中に、アメリカに留学していたという女性の、こんな発言があった。
「車内の人たちが一斉に咳き込み始め、どう考えても異常な事態なのに、誰一人として“なにか変ですね”とか“息苦しくないですか?”と声を掛けたりしていなかった。もしアメリカで同じような事が起きていたら、みんなで“これはなんだろう”とわいわい言い合って、かなり大騒ぎになっていたはずだ」

アメリカでなくても、日本以外の国ならほとんど全て、この様な異常事態に際したら、乗客同士のコミュニケーションがあったのではないかと思う。
地下鉄サリン事件に関しては、乗客同士のコミュニケーションが無かったお陰で、地下鉄の中はパニックに陥らずに済んだという面もあるので、その良し悪しを一刀両断にはしかねる。
しかし、車内でのコミュニケーションが為されなかったため、自分の身の上に起こっている事態への認識も遅れ、結果として手当てが遅れた方達も沢山いるし、他の被害者が具合悪そうに倒れている様子を見ても、自分の気分の悪さと全く結び付けられなかった人達が多かったのも事実の様だ。

外国に居ると、例え短期の旅行でも、知らない人との会話が多い事に気付く。
台湾のバスの中では、小銭が足りなくて知らない人に両替されたりしてもらったりするのは日常茶飯事だったし、「暑いですねえ」などといきなり話し掛けてくる人も多い。
英国では、観光客が多いせいか、ともかくしょっちゅう道を尋ねられるし、時計を持ってない人が多いのか、一日のうちに何回も時間を聞かれる。
地下鉄に乗れば、隣席の母子連れに「あなたのつけてる香水、いい香り。何使ってるの?」と聞かれたりもする。
大声で独り言を言ってる様なイカれた人がバスや電車に乗ってくると、近くの席の人同士がなんとなく目配せし合う。
そして、その人が降りて行くと、皆でホッとして「良かったねえ」と言い合ったりする。
地下鉄の車内アナウンスの声が変だと、乗客全員でゲラゲラ笑う。
それって普通なんじゃないか?自然な事なんじゃないだろうか?

日本に居ると、知らない人との会話がほとんど無い。無さ過ぎると思う。
最近多い無差別殺人だが、知らない人との会話が全く無い社会に生きていると、未知の人間を、無機物と同じ様にしか認識できなくなってしまうから、平気で殺せるんじゃないだろうか・・と思ったりする。

もちろん、コミュニケーションがあればいいってモノでもない。
私だって、地下鉄の中でインド人のオヤジに、フィリピンで買った若い女の子の話を延々と聞かされた時は、心底嫌だった。
「彼女はメイク・ラブが大好きなんだ」とか、「バージンだったから出血してたんだよ」などと車内中に響き渡る様なデカい声で話され、周囲の乗客から、私に対する同情の視線(と白い目)が集まっていたのをひしひしと感じた。
ある時は公園のベンチでくつろいでたら、いきなりアメリカ人のエロじじいに隣に腰掛けられ、彼の「ワイルドなセックスライフ」について長々と聞かされたのだった。隣のベンチに座ってたお婆さんが、「かわいそうにねえ・・」という表情で私を見つめていたっけ。

そんな訳で、知らない人に話し掛けるときは、話題に気をつけろ!と言いたい気持ちもあるにはある。でも、日本の人々は、知らない人とも、もっと自然にコミュニケした方がいいんじゃないでしょうかね?

 

国連軍での夫・戦時下のレバノンにて


派兵されていたというか、兵役期間中、フランス国内での基礎トレーニングの後で、「このまま国内で残りの兵役期間を終えるか、外国での軍事活動に従事するか」という選択肢が与えられ私の夫は国連軍の一員として、レバノンに派兵されていた事がある。
ていたのだ。
旅行好きの夫は迷わず「もちろん外国!」を選んだのだが、当時も緊迫の続いていた中東に派兵されるのにはさすがに不安があったらしく、この時ばかりは両親にお伺いを立てたのだそうだ。
しかし、おフレンチな両親から、「なんで自分のことを親に聞くの?大人なんだから行きたい所に行けば?」と結構冷たく言われ、彼のレバノン行きが決定したのだった。

従軍した感想は、「国連軍なんて平和の役になんか立っていない。少なくとも自分の所属していた部隊はね。」

レバノンで銃を構えている彼の写真が、当時のフランスのある雑誌の表紙を飾ったことがある。
その写真、いかにも緊迫した一瞬を捉えているみたいに見えるが、実際は雑誌の取材の為に夫を含む数名の隊員が呼ばれ、カメラマンから「もうちょっと右に寄って〜」「はい、厳しい表情で!」などと呑気な指示を受けつつ撮影された写真だったのだ。

国連軍の一団が戦車で通り過ぎていくと、地元のレバノンの人たちは、「自分達の安全を守るために戦ってくれている国連軍さん」と、拍手や声援を送ってくれる。
しかし、その一団が戦車を率いて移動している理由は、なんと
「将校の奥さんのショッピング」
将校の奥さんが、「洋服買いた〜い」「お花が買いた〜い」と言う度に、軍人一同に出動命令が出され、戦車やジープが長々と隊列をなして、奥さんのお買い物にお付き合いさせられるだ。
戦車の中から、ものものしく銃を構えながら、夫は内心「ばかばかしいっ!!」と思っていたそうだ。
声援を送っている地元の人たちの顔が、まともに見られなかったと言う。そりゃ、罪悪感を感じて当然・・。

ある時、夫はフランス軍の仲間と、スエーデン軍の兵舎に遊びに行った。
そこで驚いたのは、スゥエーデン軍の兵舎の食堂にいくつもテレビ・モニターがあって、24時間ポルノ・ビデオが流されていたことだと言う。しかも、普通のポルノに飽き足らず、素人ものとか獣姦ものとかの・・・。
ポルノ・ビデオのあえぎ声をバックに、軍人たちはフツーに談笑しながら、トランプしたりお茶を飲んだり、ご飯を食べたりしていて、ちょっと信じられない光景だったそうだ。夫曰く

「スェーデンの兵舎で、僕は一生分のポルノを見てきたよ」。

軍隊経験のある外国人男性から、「性欲処理」と言うチビしい問題の解決方法について聞かされた事は何回かあるが、夫に言わせると、「兵役中は過酷な状況下での極限とも言える体力の消耗で、性欲どころの騒ぎではない。
人間の三大欲求のうち、睡眠欲が最も高まり、性欲が最も低下するはず」だそうだ。
もちろん、厳しい訓練の無いときは別だろうけど。
そう考えると、スェーデン軍は、精神的にも体力的にも余力が有り余っていただんだろうなー。
しかし、食事する場所で獣姦ビデオが流されていても食欲が減退しないなんて、ヒトとしてどうかと思う。
「北欧=フリー・セックス神話」はまだ崩壊していないと見た。(←偏見)

兵役後、フランスに戻ってきた夫は、フランスのマスメディアが、「平和活動に従事する立派な国連軍」「正義の味方、国連軍」一点張りの報道をしているのに腹を立て、(夫「だって、国連軍って本当になんにもしてないんだもん!!」)当時のフランス大統領に抗議の手紙を送ったのだ。
もちろん、大統領からの返事はこなかったけどね・・・。

 

 

外国における日本人男性評

 

今日、「どこの国に行けばモテるか?」と、ある日本人男性から聞かれましたので、真剣に考えてみる事にしました。
この間、「ロンドン族」という日本語雑誌を読んでいたら、日本人男性が英国のダイヤルQ2に電話してみるという企画コーナーがありました。
「ハロー、ボク、マイケル。などと偽名を名乗った様ですが、「日本人です」と言った途端電話を切られたんだそうです。
この男性、何人かのイギリス人女性とお話したしたけれど、結局一件も会うところまでは行き着けずじまい。
「日本人男性の人気の低さだけが浮き彫りになりました」という、哀しい言葉でレポートは終わっています。

日本人男性というより、東洋人の男性自体が好みという外国人女性は、こう言ってはナンですが、マニアの部類に入るのかもしれません。
(その人個人を好きになるのではなく、ある特定の人種を好きになるという事がマニアということなんでしょうけど・・)

日本人(東洋人)女性の場合、「尽し型」「蝶々夫人」「おしん」といった懐メロイメージが、国外のみで一人歩きしている為か、日系新聞の広告欄には、毎週の様に日本人女性のパートナーを求める外国人(この国の事ですから、イギリス人とは限りません)男性からのメッセージが掲載されています。

例1:「魅力的なロンドン・ビジネスマン。誠実で楽しく、親切。日本の文化に興味があります。40歳ぐらいの、日本人のガールフレンドを求めています」

例2:「当方、年配の明るいイギリス人男性。セントラル・ロンドンの豪華フラットで生活を共にしてくれる女性を探しています。洋服など購入の準備もあり。(←どういう意味だ?)思いやりのある関係を目指しています。58〜68歳のP女性希望。他の年齢も可。結婚も考慮。」(「結婚も考慮」のフレーズ、この欄では頻用されてますが、「も」ってナンだよ、「も」って!)

例3:「20代後半の三舟敏郎が、言語交換の為、原節子を探しています。(←狂ってま〜す!!!)
友人関係、映画鑑賞、そして
MAY BE MORE・・(死)

喉から手が出るほど英国籍が欲しい女性ならば、広告主が犬の糞でも、ガッツでこのテの「求人」に申し込むのでしょう。
それはさておき、「日本人男性とお友達になりたいです。結婚も考慮。」という広告は、残念ながら見た事がありません。

日本人男性が良いイメージで受け取られている国というのを、私はあんまり知りません。
しかし、台湾に居た頃、台湾人、アメリカ華僑、アメリカ人、韓国人といった多国籍のメンバーで話していて、「韓国、日本、台湾の三国のうち、男が一番カッコいいのは日本」という結論に達した事があります。日本人男性、すごいざます!イエ〜イ!!

しかし、もう一つの結論は、「オンナが一番ブスなのは日本」という屈辱的なものでした。ムカ〜ッ。しかも、その席にいた日本人女は私だけ。
「ちょっと、あんた達!私がブスだって言いたいワケね!!自分たちの顔を棚に上げていい気になってんじゃないわよっ!!」と怒りを露わにしたのですが、皆から、「シャオちゃんのことを言ってるんじゃないよ。シャオちゃんはまだいい方だよ。(←この言い方も屈辱的)でも一般的に言ってぇ、日本人の女は芸能人以外ブスばっかりなんだよなあ」と言われました。くっ、悔しィ〜〜ッ!←ハンカチを噛みながら

一方日本人の男は、顔立ちもスタイルもいい上、オシャレでかっこいいんだそうだ。
いいじゃないか、日本人男性!!そんな風に言ってもらって、おいどん(松本零二)、羨ましいだす。

近年、日本人の女は全然「蝶々さん」でないことが外国人男性の間でバレつつあり、日本人女性とくっついてから、「こんな筈じゃなかった」感を味わう外国人男性、多し。(イギリスで大ヒットして最近映画化された「ブリジット・ジョーンズの日記」にも、日本人女性と離婚した英国人弁護士が出てきて、周囲から「ああ、(元奥さんは)残酷な民族だからね」と評されるシーンがあります。)


それに比べ、日本人男性は「没個性」「冷淡」「暴力的」「男尊女卑」などのネガティブイメージが闊歩しているため、「そうでない日本人男性」というだけで、評価はうなぎ上り

「あの日本人はひと味違う」
と、モテモテに!!と思う次第。得ですよ、ホント。

 

 

欧米人の自己主張


欧米人の特性の一つにとして、「激しい自己主張」があげられる。多分、「言った者勝ち」の社会だからなんだろうな・・と思う。

私の知人(日本人男性)から、こんなエピソードを聞いたことがある。
その人は高校時代、アメリカのハイ・スクールに留学していた。ある日のこと、体育の時間を終えて更衣室に戻って着替えようとしたら、自分の服が全部なくなっている。いくら探しても見つからないので諦めてジャージのままで授業を受けて、休み時間に廊下に出たら、なんと!
上から下まで自分の服を着た黒人少年が、真っ正面から歩いてくるじゃあーりませんか!!

もちろん彼はその男をつかまえて、「これ、俺の服じゃねーか!」と言ったのだが、「証拠があるのかよ!」と開き直られ、逆に校長室に連れて行かれたのだそうだ。
黒人少年は、「自分は何もしてないのに、この日本人に泥棒の罪をきせられようとしている。これは、黒人と見たら犯罪者と決め付ける悪しき風潮だ。この学校にも黒人差別があるのだ!!」と校長に直談判。
あまりにうるさいので、事なかれ主義の校長は、
「わかったわかった、キミ(日本人)も、証拠は無いんだし、諦めなさい」と言って終わらせてしまい、知人は相当な屈辱を味わったとのこと。

もちろん、日本人はお人よしだし彼もまだ英語が達者でないから・・といった理由でナメられていたというのもあると思う。
でも、「ゴネ得」って傍から見てても最悪。完全に自分に非があるのに何とか言いくるめて、それでトクしてそんなに嬉しいのか?
・・・嬉しいんだろうな。嬉しそうだもんな、相手を言い負かして、とりあえずその場では「勝者」となっている時の欧米人って・・。

でも彼らの自己主張を聞いていると、「本当にそこまでして主張しなければならない事なのか?」と感じる事が多い。

台湾に居た時、中国語学校で一緒だったアメリカ人男性には、いつもイライラさせられていた。
彼は、いついかなる場所でも、必ず自分の好悪の感情を口にする。私にしてみたら、「そんなにしてまで言わなきゃいけない事なの?」というテーマにまで・・。

例えば、ランチを食べに行った時のこと。その日は台湾人の友人、華僑の友人なども一緒に安食堂に行った。そこは毎日学生で賑わっている、安くてボリュームがあり、味もまぁまぁというお店。
彼は日頃から食事(中華料理)に対する文句が多いのだが、その日も、「あー、マズい!おえー。こんなゴミをよく台湾人はありがたがって食べるよなあ」としつこく言っていた。台湾人の友人は、ちょっとイヤそうな顔でチラチラこちらを見ていた。私も彼女も、食事はすっかり平らげていたから。

彼があまりに「ゴミだ」「気持ち悪い」としつこいので、とうとう華僑の男性が怒り出した。「自分たちはこういう物を食べて育ってきてるんだ。そんなにイヤなら食べなきゃいいだろう!」と。
ところがそのアメリカ人は、いかにも「僕は大人」と言う風情でニコニコしながら、「そんなに怒るなよ。僕はあくまで自分の意見、感想を述べたまで。僕がこういう風に感じる事は誰にも止められないし、それを自由に言う権利があるんだから。僕の言った事で気分を害したなら謝るけど、でも僕は自分の考えを変える気はないよ。だってそう感じるものは仕方ないじゃないか?」とシレッとした調子で言った。
これには反論の余地が無い。華僑の男性はしばらく怒っていたが、なんとなくその場の雰囲気は、「大声で怒った華僑の男性の態度は大人げない」という方向に流れ、アメリカ人は終始誇らしげであった。

しかし、件のアメリカ人男性の態度の方がよほど子どもっぽいのではないか?
もちろん、彼にとって、そこの食事は「気持ち悪いゴミ」だったかもしれないが、味覚というのは絶対的な感覚ではない。彼以外のその場に居たメンバーは、どう考えても彼ほどにそこの食事をマズいとは感じていなかった。

しかも、彼の主張は「こんなマズいものをおいしそうに食べている人々(台湾人、中国人)の味覚を疑う」というもの。そんなに彼の味覚は「正しい」のか?その場にその国の人たちが居るのに、その「正しさ」とは、周囲の人々の気分を害してまで主張する意義のある事なんだろうか?
彼は(一般に欧米人の方は)「権利」と言う言葉が大好きだが、言論の自由やら表現の自由やらの権利は、もっと大切な所で行使してこそ価値があるのでは?

彼に限らず、欧米の人々の自己主張を見ていると、自分を正しいと信じ、相手にもそれを認めさせようとするだけの無駄な意見が多い。だからディベートなどを熱心にやるんだろうけど、日本人だったら、興味のないテーマに対していちいち熱弁を奮う気にならない人が多いのではないだろうか?

もっとも、その場の雰囲気を壊そうが周囲の人に嫌われようが、「これだけは譲れない・言わずには居られない」という主義や信条が(私も含めて)無さ過ぎるのも問題だ。「命を賭けても言わせてもらいます!」という意見 を、一つぐらいは持っていて然るべきだとも思う。

ちなみに私の夫は、ラテン系出身とは全く思えない自己主張の無さ。いつも周囲の東洋人達の思いのままにされている。
夫も私も、「何もそこまでして言いたくない」程度のことしか感じないタイプなのかもしれない。それで損するのはイヤだけど、欧米人のうるさい自己主張を見てると「あんな風にはなりたくない・・」と思うことばっかざんす。

 

アメリカ人の天真爛漫さ


エディンバラの某大学院に留学中の友人と会う為、大学寮まで彼女を迎えに行った。
大学の寮内なんてなかなか見られるものじゃないので、彼女に中を見学させてもらった。
ワン・フロアーに4つの個室があり、広くてキレイなキッチンと、トイレ&シャワー・ルーム二部屋を4人でシェアー。
共同の場所は毎日清掃の人が来てくれるし、各部屋も一週間に一回、掃除とシーツ、枕カバーの交換に来てくれると言う。何よりも学生寮で個室なんて、私は初めて見た。
「ホテルみたーい!いいねぇ」とハシャぐ私に、「私の部屋はまだいいけど・・・隣の韓国人の女の子がかわいそうなのよ・・」と眉をひそめる彼女。

話によると、この寮、各部屋全て大きさが違うのだと言う。なぬっ!
私の友人と、もう一人のアジア人留学生は同じぐらいの大きさの部屋。
しかし、韓国人の女の子の部屋だけは、彼女たちの部屋の3分の2ぐらいの広さ。
しかも、窓の外はすぐ隣の建物の壁で、光も入らないのだと言う。

彼女達3人が入寮してきた日、同じ階にはまだ一部屋空き部屋があった。
もしかしてその部屋に入れるかも・・と思った韓国人の女の子は、早速事務所に赴き、「空いている部屋を見せて欲しい」と頼んだ。
が、事務所の応えはけんもほろろ。
「空き部屋があっても、規則で見せられない。」の一点張りだ。
「でも、まだ誰も入る予定が無いんでしょう?」
「予定は無いけど、見せることは出来ない」
「中を見るだけでもダメなんですか?」
「規則で決っている。見せられない」

彼女も随分頑張ったそうだが、結局部屋を見せてもらうことすら叶わず、その「開かずの間」は空き部屋のまま二ヶ月近くが過ぎた。

ところがたった二日前、突然アメリカからの留学生がその部屋に引っ越して来た。
アメリカ人学生の引越しの時、手伝いがてら初めて部屋を覗いたシェア・メイト達は愕然とした。

エディンバラの町を一望に出来る、最高のロケーション!その上、部屋の広さは他の子達の二倍以上!

あまりの違いに唖然とするシェア・メイト達をよそに、「こんな素晴らしい部屋なんて、サイコー!沢山お友達を呼んで見せなくっちゃ!」とハシャぎまくるアメリカ人学生・・。
アメリカ人に聞いてみると、支払っている寮費は、なんと他の部屋の子達と全く同額。こんな不公平があっていいんでしょうかっ!?
アメリカ人の無邪気なハシャギっぷりに業を煮やした韓国人学生が、部屋にこもって暗くなっていたのは言うまでも無い。

しかもその日の晩、アメリカ人学生は早速「明日の晩、友達を20人ぐらい呼んでキッチンでパーティーをするから、うるさかったらごめんなさ〜い☆」と皆に通達してきたそうだ。
私の友人は、「どうせうるさくて眠れないから」と我が家に泊まって行ったのだが、例の韓国人の女の子は、アメリカ人主催のパーティーの夜が過ぎるのを、あの部屋で我慢していたんだろうか?ちなみに、彼女の部屋は台所の隣。アメリカ人学生に悪気は無いとは言え、韓国人学生の気持ちを想像すると、私もハラワタ煮え繰り返る。

考えてみると、私も同じ思いをしたことがある。学生時代、アメリカに短期留学した時、大学の寮に入ったのだ。
その寮は、二人一部屋で、6人で一つのリビングをシェアする形式になっていた。

部屋@には私と日本人の女の子、部屋Aには、インド人と黒人の女の子が入っていて、私達4人は一つのバス・ルーム(トイレ付き)をシェア。
部屋Bは白人の女の子二人の部屋。彼女達の部屋だけがわたし達の部屋よりもずっと広く、部屋の中に専用のバス・トイレが付いている。・・・

お部屋を肌の色で分けていませんか?と言う疑問と、全く同じ寮費を払ってこれって何なの?と言う思いが無いでは無かったが、どうせ短期だからいいやと思って抗議はしなかった。
私達日本人女子と部屋Aの女子二人は協力してトイレット・ペーパーの購入や、バス・ルームの掃除をしていたし、それはそれでうまくいっていたのだ。
が、ある時から急にトイレット・ペーパーの減りがイヤに早くなった。それに、トイレの汚れ方も段々ヒドくなっている・・。

嫌な予感は的中した。部屋Bの白人女子達は、トイレだけは私達の所のを勝手に使っていたのだ!
たかがトイレ、されどトイレ。私達を掃除婦扱いするその態度、許せない!トイレット・ペーパー代、払え!
もちろん抗議しましたとも。(一応、やんわりと)しかし、彼女達はムッとして返事もせず、部屋のドアをバターン!と閉めただけだった。
私はその後、すぐに別のアパートに引っ越したので、他の子達がどう対処したのかはしらない。

その後の人生で私が出会ったアメリカ人の中に、「アメリカに人種差別は無い」と言い切る人(白人男性)が居た。
「声を大にして主張すれば、アメリカ社会はきちんと耳を傾けるしその主張が通る可能性が誰にでも平等に与えられているのだ」と言いたかった様だが、声を大にして主張しなければならない場所をいつもあてがわれる者の、声を張り上げるのに費やす時間や労力には、全く思いが至らないらしい。

そういう天真爛漫な人に限って、「それって差別じゃないんですか?」と主張すると煙たがるのはなぜ?
私は、そういう天真爛漫さが大嫌いです。

 

 

雨具のいろいろ

 

台湾は雨の多い国。そして、イギリスも雨の多い国。

そう言う国たればこそ、雨具の類も発達しているのです。

まず、私が台湾に居た頃よく見かけた便利な雨傘。

台湾の露店で買った雨傘です。
でも、傘の先端にヘンなものがついてます。ヤクルト?
こんなものが付いてるなんてちょっとカッコ悪いですが、
このヤクルトこそがこの雨傘の素晴らしい点なのです!
実は入れ子状になっていて、
これをぬ〜〜んと伸ばすと・・・・

(←このカタチから別の物を連想しないように)
雨傘全体がすっぽりカバーされるので〜す。バスに乗る時や人ごみの中を歩く時も、濡れた傘で他の人に迷惑をかける事もなく、快適・安心!



最初は先端の突起物がカッコ悪いと思ってましたが、この便利さにはかないません!台湾は雷雨、豪雨が多いですから、傘の濡れ方もハンパではないのです。しかも、台湾の雨は一日のうち数時間降って後はやんでしまう事が多く、使用後の傘を畳んで歩く事は日常茶飯事。プラス、人口密度が高い。
この雨傘は、そんな環境から生まれた非常にナイスなアイディア商品なワケです。
日本のお店には使い捨てのビニールカバーが置いてあるところが多いですが、地球に優しいヤクルト付き雨傘を普及させるべきなのではないでしょうか?
ま、カッコつけマン(&ウ〜マン)の多い日本では、こんなカタチの雨傘は流行らないかもしれませんけどね。

一方、豪雨は少ないものの、パラパラと小雨が降ってはやみ降ってはやみ・・と言う天候の多い英国には、こんなオシャレ・グッズがあります。

通称、「レイン・キャップ」。

お婆さんがパーマ・ヘアをカバーする為にかぶるもので、ペナペナのビニールで出来てます。よく見えないかもしれないけれど、かろうじて水玉模様が散りばめてあるのがわかるかな?オシャレ心ってヤツですわ。
薬局や個人経営の雑貨屋などで購入可能です。


かなり昔の日系マガジン「ロンドン族」にこの帽子の正式名称が載っていたんですが、残念ながら失念。ご存知の方はご一報ください。
イギリスの雨は、全身ビショ濡れになるほど大雨が降る事は少ないから、傘をさしている人もあまり居ないんですよね。いや、日本人的な基準からすると傘をさすべき雨でも、さしていない人の方が多いんですが。
おばあちゃん方もこのレイン・キャップだけかぶって、傘はさしていないことが多いです。髪型が崩れるのを防ぎ、傘を持たなくて済むので買い物などの時両手が空いて便利、という利点があるのでしょう。相当昔からあるものらしいですよ。

ところで、台湾でもイギリスでも、突然雨が降り出した時に使う共通の雨具があります。
それは、コレ!!!↓↓↓






スーパーのビニール袋

これをかぶって、何事も無いような顔を歩いている人は両国で見かけました。
スコットランドでは、ビニール袋をうま〜く巻きつけて、ターバンみたいにしているご婦人も・・。あまりに上手く巻いてあったので、感心しました。
とは言え、アタマさえ濡らさなきゃいいってものでも無い様な気もしますがね。梅雨や台風のある我が母国でも、大胆な雨具の登場が期待されるところです。
(2003年5月記)