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オリエンタル・ペイシェント

2004.6.5.

 

また書いていい?英国医療への文句。

かいちゃダメ、かいちゃダメ〜(ムヒのCM)て言われても書くので、「いやぁ〜っ!イギリスの悪口は聞きたくないわ!」と言う方は、決して読まないでください。その代わり と言っちゃあなんですが、今回は汚ネタ無しなので、ご安心を!

 

こちらに来てから、二年半近く私の担当医だったドクターR。

担当してもらっていた間、大きな誤診が一回(日本に帰って検査を受けたら、全然違う病気だった)、誤診による必要の無い検査5回以上10回未満。

 

二年半もの間結局私の顔も名前も覚えてくれず、いつ行っても「え〜っと、あなたの問題は何でしたっけ?」の繰り返し。東洋人は私一人しか居ないんだし、一ヶ月に 最低1回は通っていたのに、毎回一から 持病と服用薬及び現在受けている治療の説明を自分でしなければならない。

彼が指示して受けた検査の結果を聞きに行っても、一体なんでその検査を受けさせたのか覚えていない始末。ひどい時は、彼自身が書いたはずのカルテを確認しても「?何でそんな検査 をさせたのかなー?」と言ったりする。

 

すごく嫌だったのは、診察室が異常に散らかっていたこと。

大量の書類が床の上にバラまいてあるのだ。書棚はあるのにそちらはスカスカで、本がばらばらと倒れた状態で置かれている。ファイリングと言うことをしないらしい。

診察室が片付いていないと言うだけで、ヤブ医者っぽい雰囲気に満ち満ちている。「超整理術」でも読ませたいぐらいだ。

 

そんなドクターR、一ヶ月のうち半分近くは「ホリディです」と言って、なかなか予約が入れられない。人気医師だったというわけではなくて、自分のプライベートの仕事を優先しているらしいのだ。だから、 こちらが急病で行っても大抵不在で、そういう時はよく別の先生に回された。

 

一度見てくれたインド系の医師が親切で丁寧だったので、実はその先生に担当を替えてもらいたかった。しかし、GPで患者の要求が簡単に通るわけもない。「その先生 はもう手一杯だからダメ」 で、一蹴。その後も何度か頼んでみたけれど、やっぱりダメだった。

ドクターRみたいな医者でも予約が取れないぐらいなんだから、英国の医者の数ってよっぽど足りていないのだと思う。

それにしても自分の意志で担当医を選択できないなんて・・・。なんだか社会主義国に住んでいるみたいだ。

 

今年の初め、最後にドクターRに診てもらった時、研修に来ていた外国人の女医さんが居た。

どこの国の人かは不明だったが、黒髪につながり気味の眉毛で、どうも東欧系の人らしかった。 「こんな田舎でも外国の人が研修に来るのねぇ〜」と思っていたら、次に診療所に行った時、私の担当はその女医さんだった。

 

初めは飛び込みで行って、受け持っている患者のまだ少なかった彼女にたまたま当たっただけだった。が、それ以来私はドクターRを避けて、ずっとその先生に診てもらっている。

公式には私の担当はまだドクターRと言う事になっているらしいけど、知らない。もう半年近く診てもらってないし、ドクターRはそもそも私の事は覚えてないんだから、「一体彼女はどうしたんだ?」と言う事にはなっていないんだろうと思う。

呼び出しアナウンスの時、私の苗字を最後まで読めなかったドクターRよ、サラヴァ!

 

新しい担当医のドクターJはロシア出身。(社会主義国だ!)

何でスコットランドで働いてるのかは不明だが、こちらの人と結婚したとか、そういう理由ではないかと思う。

私はロシアに対して非常に悪い印象がある(2001年6月11日の日記をご参照ください)のだが、以前の担当医よりもドクターJの方がずっと親切だ。彼女のお蔭でロシアのイメージが少しアップしたかもしれないとすら思う。(少しね、ほんの少し)

 

彼女は少なくとも私の名前と顔と持病を覚えていてくれているし・・。ホーム・ドクターならそのぐらい当然だろうとも思うんだけど、こちらに来てから、医者に求める要求の度合いがかなり低くなったのかもしれない。

 

しかし!私の担当がドクターJに変わったところで、英国の医療制度には何も変化は起きていないのであった。

この話続く(予定)

 


写写丸登場!

2004.6.7

 

珍しく夫より早く目覚めた週末の朝。

トイレから戻り、休日の醍醐味である二度寝態勢に入ろうとしてふと夫の寝顔を見た。

 

「あぁ、かわいい・・」(※私は夫バカ一代なので、あくまでも主観のみで書いてます)

 

この天使のような寝顔(※主観)をぜひ写真に収めておきたい!と言う気分になり、抜き足さし足で別室にあるデジカメを取りに行った。

寝室に戻り、デジカメを構えながら徐々に夫ににじりよって(変態的)、無事一枚目を撮影。

シャッター音に反応して寝返りをうつ夫を追い、すかさず二枚目のシャッターを切ったところ、何故か自動フラッシュがたかれてしまった。

「あっ!やばっ!」と思った瞬間、眼球の前で光ったフラッシュに驚いた夫が、「ピヒャァッ!」と警笛の様な音を発した。そ れと同時に、「忍法畳返しの術」のごとき勢いで、掛け布団を跳ね上げたのだ!

あまりに高く布団が舞い上がったので、こちろもデジカメを手にしたまま腰を抜かしそうになった のだが・・・

 

その瞬間を激写!

何がなんだかわかりませんね・・・すみません。

 

フラッシュに目をやられ、「何!何!」と焦る夫の眉毛が、面白いほど「八の字形」になっていた。私は笑いをこらえながら、「寝顔がかわいかったから写真を撮ろうと思ったのよ。ごめんね〜」と弁解。彼は、「ビックリした・・」と一言言い残して、再び目をつぶった。

が、その時の彼の寝顔には、「可愛いボクの寝顔」が明らかに意識されていたのだ。「う、これは・・」と思ったのだが、夫から何かを期待されてる様な気がしたので、一応もう一度シャッターを切った。

思った通り、二度目の写真は、前(無意識状態)よりも数段可愛くない顔になっていた。がっかり。

 

あややの笑顔って何かちょっと・・と感じる理由が、フッとわかった気がした、日曜早朝の出来事でした。

 


病気の話A

2004.6.12

 

昨日「週末だーー!」と浮かれて帰宅したところ、私宛てに一通の手紙が来ていた。

以前にも見覚えのある茶封筒・・。

開けてみると、案の定NHS(National Health Service、各科に分かれた診察や検査は全てここで行う)からの検診通知だった。

 

「15日(火)午後3時より、胃カメラの検査を行います。」

 

また勝手に日にちと時間を指定して来てるよ!

今年に入ってから既に、「一週間後に肺のX線検査」「二ヵ月後に婦人科検診」「更に二ヵ月後に婦人科検診の結果面談」「半年後に肺のX線検査の結果面談」と言う通知を受け取っていたけど、ちょっとは患者の希望の日にちを聞いてくれよ〜。

こんな調子だから、先週GP(家庭医)から「胃の検査をしましょう」と言われた時は、どうせ数ヵ月後だろうと思っていた。今度はいきなり4日後だなんて、一体どうした ことだろうか?

 

ところで、検査通知と一緒に送られてきた「胃カメラ検査前の注意事項」が、結構恐い んですが・・。

 

「朝8時から何も食べないように。水も極力飲まない様に」

同僚が昼食やお菓子を食べているのを尻目に、絶食状態で3時まで働かなきゃいけないのか!考えただけで倒れそう。

 

「麻酔を打つので、検査後24時間は仕事したり車の運転をしたりしないこと」

てことは、早退して翌日も欠勤?

「やった!」と言う気持ちも無いではないけど、たかが胃カメラに、そんなに強い麻酔をするんだろうか?

 

「検査後24時間は、責任を持てる大人に面倒を見てもらうこと」。

・・なんだか随分大掛かりじゃないですか?

 

アメリカ在住のひろさんが、「アメリカでは胃カメラは全身麻酔」って言ってたけど、もしかしてイギリスも全身麻酔なの?「カメラを飲み込む」と言うだけで結構恐ろしいのに、この上麻酔がキツいのは更に恐い。鎮痛剤常用者だから、普通の量の麻酔じゃ効かないって言う事もあり得るし・・。

検査を受けるのも恐いけど、結果が悪いのはもっと恐い。これで「検査結果は半年後」とか言われたら怒るよ、もう。

 

昔、「年寄りって、病気の話ばかりするなぁ」と思っていたけど、自分もそんなお年頃になりました。雑誌の占い欄でも、まず「健康運」をチェック!チェック!「恋愛運」のところなんて、ここ数年見てないです(枯)。

 


胃カメラ初体験

2004.6.15

 

行って来ました、胃カメラ検査。

緊張のあまり朝から頭痛・・。でも頭痛薬は飲めないし、空腹で貧血気味だしで、フラフラしながら病院へ。

付添い人の夫は、携帯にしょっちゅう仕事の電話が入るので落ち着かない様子。病院に入ったら携帯はオフだし、ともかく検査中だけは私に集中してもらわないと!(←自己中)

 

まず大部屋に連れて行かれ、そこで着替え。周りのベッドに横になっているのは、相当なお年寄りばかりだ。

お?パンと紅茶を運ばれている人がいるではないか?検査が終わったら、パンのサービスがあるのかな?と少しやる気が出る。

 

まずは、検査用の上っ張りに着替え。

着替え終わって一息ついていたら、看護婦さんから「それ、後ろ前ですよ」と言われる。ガーン!恥ずかしいー!

初歩的な間違いを正してから、検査前の問診へ。 ここで看護婦さんから、検査は喉にスプレーをするだけの部分麻酔と全身麻酔のどちらかを選択できると言われた。

最初喉スプレーの麻酔をして、検査中どうしても苦しくなったら途中で挙手し、全身麻酔に切り替えてもらう事も可能だと言う。もちろん、最初から全身麻酔も可能。

検査自体は5分程度なので、部分麻酔の場合は、検査後即帰宅可。全身麻酔の場合は1時間ぐらい効いているそうなので、検査してから1時間かそれ以上しないと帰れない。

 

私は痛いのが大嫌いなので、全身麻酔での検査に激しく惹かれていたのだが、夫から「とりあえず部分麻酔でやってみて、苦しくて我慢できないようだったら全身麻酔に切り替えた方が・・・」と言われて気持ちが動いた。「その方が安心かも・・」「以前注腸の検査した時も部分麻酔だったし・・」などと頭痛のバカ頭で数秒考えた後、夫のアドバイスに従う事にした。

 

移動用のベッドで検査室に運ばれて行き、検査開始。担当はまたもやインド系の男性。このお医者さんが、ビニール製の緑色のエプロンをかけていたのを見て、夫が「肉屋みたい」と失礼なことを言った。

超ネガティブになっている私の頭の中には、「肉屋」→「肉をさばく」→「屠殺」などと、悪いイメージが走馬灯の様に閃いては消えていく。

 

初めにお医者さんがカメラを見せて説明。先に小さな光が点灯して、提灯アンコウみたいな形だ。これなら大丈夫かな?と思い、部分麻酔に改めて同意し、まずは喉スプレーを噴射された。

これがバナナ味なんだけど、当然の事ながらものすごく不味い。

フレンドリーな看護婦さん二名が、「バナナが嫌になるでしょう?」と笑い、私は「こんな苦いバナナは無いから大丈夫です」と答えた。

 

1分後には舌、喉の感覚が無くなり、検査器具を噛まないよう、舌ホルダーをくわえさせられる。いよいよ、器具挿入だ!しかーし!お医者さんがいじっているカメラ器具、それ、さっき見た提灯アンコウ形カメラと違うよ。どう見ても、水道ホースじゃないっすか!太!ごんぶと!

どうやら、そのホースの中にカメラのケーブルを通すらしいんだけど・・詐欺かと思うチューブの太さにとまどう。

 

しかし今さら後にはひけない。チューブが喉に突っ込まれ、看護婦さんから「飲み込んで〜、ゴクッと!」と指示されるんだけど、口を開けた状態で物を飲み込むって出来ないよ、普通。

息が出来ない〜、気持ち悪い〜。

あまりに喉を刺激されて吐き気を催したその瞬間、チューブが喉を通った。ボエ〜!!

 

検査中、何度か息が詰まりそうになり、知らず知らずのうちに涙が出た。

太った看護婦さんが、私の右半身を抱きかかえる様にして、ずっと耳元で「息を鼻から吸って〜、ゆっくり吐いて〜、」「呼吸に集中して〜」「Well done!偉いわ〜!」「もうすぐ終わるわよ〜」と励まし続けてくれていた。あの看護婦さんの優しい励ましが無かったら、私は絶対に最後まで耐えられなかったと思う。

 

しかし、この看護婦さんが私の上に乗っかっていたせいで、途中で「全身麻酔にしてください」と挙手できなかったのも事実。

後ろから見ていた夫が、「キミは最初から最後まで足をバタバタさせていた」と言っていたけど、挙手できないから、足しか動かす所が無かったのだ。

声を出そうとすると「ヴォー」みたいな、地の底から響くような音しか出なかったし。とてもじゃないけど、「全身麻酔に切り替えてください!」なんて言える状態じゃなかった。ひー。

 

検査は5分以上10分以内だったけど、私にはもっと長く感じられた。途中でお医者さんや看護婦さんが、「もう終わりですよ〜」「ほとんど終わったよ〜」と何回も言うので、その度に騙されてぬか喜びをしてしまった。

なかなか終わらない検査に、「さっき、"もうすぐ終わりで〜す”って言ったのに!嘘つき〜!」と思いながら、足をじたばたさせたり、「ヴォー」と言ったりしながら抵抗したが、何の役にも立たなかった。

 

ポリープみたいなものがあったので、採取の為に何度かチューブを出したり戻したりされたし、採取用の別の針金(じゃないけど)みたいなのも通されたし。

「オエッ!」となっても喉からは何も出てこず、まだ喉から胃にかけて中にどでかい異物が詰まってるんだもん、気持ち悪かったよ〜。今度やる時は全身麻酔にしてもらおうと思う。もうやだ、あんな辛いの。

 

看護婦さん達から、「あなたはとっても勇敢よ!偉いわ〜」「今日はご主人にうんと甘やかしてもらいなさいね!」「1時間たったら何食べてもいいのよ。チョコレートケーキと花束買ってもらいなさい」などと言われたが、部分麻酔で胃カメラを受ける人って、やっぱり少ないのかな?それとも私がよっぽど情けない顔をしていたかのどちらか・・。(多分後者)

 

一つ残念だったのは、自分の背後にモニターがあったので、自分の胃の中の映像を見ることが出来なかった点。ま、目の前にあってもそんなもの見てる余裕無かったかも。

検査後20分ぐらいで麻酔は消えた。

ちなみに、パンと飲み物のサービスは無し。あのサービスは、全身麻酔の人専用だったのかもしれない。

 

喉がちょっと切れたみたいで痛いけど、今はもう大丈夫。

特に大きな異常なかった様だが、正確な検査結果は二週間後だって。何でもないといいなー。

 

 


ナンシー関先生を偲ぶ・記憶スケッチアカデミー

2004.6.21.

 

ナンシー関先生を偲び、毎年6月は夫と「2人記憶スケッチ・アカデミー」に取り組む事にしている。夫はナンシー関のことは知らないが、いつも喜んでこの企画に付き合ってくれる。

 

「記憶スケッチ」とは、おぼろげな記憶だけを頼りに、出されたテーマの絵を描いてみると言う遊び。参考までに、

 

☆過去に私達が取り組んだ記憶スケッチの2002年版はこちら

☆2003年版はこちら

 

毎回テーマ選びには困るのだが、今回はryoさんが掲示板で話題にされていた「ミシュラン・タイヤのキャラクター」を描いてみる事にした。夫は自信満々で鼻で笑ってる様子だったので、「真面目に描いてよ!」と念を押して課題に取り掛かった。

 

まず、本物のミシュラン・キャラはこれ。

 

 

 

確認されましたか?

それでは、私達の脳内ミシュラン・キャラクターをご覧ください。

 

 

夫作 わたし作

 

今回は私、負けを認めます。私のはどう見ても、全身セルライトのガチャピン・・。走ってる姿のつもりだったのに、それが災いして、どうにもこうにもヤヴァいデッサンになってるし。

 

夫は結果を見て勝ち誇ったように、「ミシュランはフランスの会社だよ?それに、僕が通っていた学校の近くにはミシュラン・タイヤの会社があったんだから!」と言いはなったのですが、「それにしては・・」と思うのは、負け惜しみでしょうか?

そんなに自信があるなら、ヘソなんて描くなよ!と思いましたけどね、私は。

 


6月最終日

2004.6.30.

 

今日はとてもダメな一日でした。何がダメだったかと言うと、

 

@雨降り、強風、寒い。

A生理痛。

 

ここまではいつもの事なのですが、ここから先が問題なのです。

 

Bこの寒いのに、家の中にハチが出現。急襲されて、お尻の近くを刺された。(ハチは死亡)

C刺された部分をかばいながら用を足そうとしたら、取り替えたばかりの便座カバーをビショビショに・・。

 

特にCに関しては、「こんな年になって、まだこんな粗相をするのか!」と言う情けなさでいっぱいになりました。

 

明日からは月も変わることですし、気持ちも新たに、「大人の女」や「マダム」の道を探求したいと思っています。

 


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