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2007年の記録

 

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嬉しい贈り物

2007.3.5.

 

サイトを通じて6年来のお付き合いになるHちゃんが、上海出張のお土産を送ってくれた。

 

この絵はがき、最高ーーー!

 

 

上海の空港で売られている絵はがきだそうで、他にも様々なスポーツのバージョンがあるとのこと。

北京オリンピックに向けてのイメージ戦略に、中国大陸は既に手抜かりありまくりの様子。記憶スケッチじゃないんだから、オリンピック開催までに何とかした方がいいんじゃないだろうかと思う一方で、どんどんこの手のぬるい絵はがきを濫造してほしい気もする。

それにしても、Hちゃんは私のセンスをよくわかってくれている。去年送ってもらった本も素晴らしかったし!

 

これ↓

 

アントニオ猪木自伝  猪木寛至著 新潮文庫

 

 

昔六本木でアントニオ猪木を見かけた事があるんだけど、人の顔の見分けがつかない私にも、アントニオ猪木だけは一発でわかった。すさまじく大きかったので。

この著書の中にも、「身体の大きな人というのは、どこか大らかなところがあるものだ」と書かれているが、アントニオ猪木の人生は大らかと言うよりも、この本を読んだ限りでは、異常に大雑把。

 

普通では考えられない様な大胆な決断を、大した理由もなく(本人にしてみたら重大な理由なのだろうが)連発し、失敗して死ぬほどの目に遭い、運と根性で這い上ってはまたどん底へ・・。よくこんなんで今まで生きてこられたものだと、素直に感心する。

もちろん私も本人が書いたとはゆめゆめ思ってないけれど、ブラジル時代から力道三との出会い辺りの話は伝奇小説の趣き。一大稀書と言っても過言では・・・・いや、やっぱり言い過ぎかも。

 

そう言えば先日、やはりサイトを通じてお友達になったKさんから、こちらの本を送っていただいた。

 

 オカマだけど、OLやってます!能町みね子著

 

 

アントンの本より画像が大きいのは、表紙のイラスト(著者の能町さん自筆)が可愛いから。ネクタイをほどいて、リーマンからOLに変身していく様子が晴れやか!

 

本の内容はタイトル通り。

能町さんが普通(より、かなり可愛く女の子っぽい)男子から、誰にも男だとバレずにOLになるまでの過程を、淡々としつつも笑いのツボを押さえた文体と脱力イラストで綴った作品。

この本は超人気ブログ(こちら)を書籍化したものだそうなので、ご存じの方も多いと思う。私はKさんに教えてもらって、初めて本の元となったブログを拝見した次第。

ブログによると、能町さんは今年初めにタイで手術を受けて、チン子(能町さん語)を取ってきたとのこと。おめでとう、能町さん!

 

能町さんがブックマン社のサイトで連載している、「くすぶれ!モテない系」(こちら)もお勧め。

しかし!こんな自虐系の話を書きつつも、能町さんってチラッと写真見た限り、むっちゃくちゃ綺麗な人なのだ。

まぁ、今のご時世本当にモテない人間が「くすぶれ!モテない系」などと書いても、ドン引きされて憐れまれるだけで誰もついて 来ないとは思うものの、「オカマだけど、OLやってます!」のエピソードを読んで、「あなた、モテてるじゃないっすか」と突っ込みたくなった女性も多いのではないかと思う。(私だよ)

みね子さん。貴方と私では、モテないレベルが段違い平行棒です・・・。

 

冒頭のパンダの絵はがきで思い出したが、別のサイトで知り合ってお会いしたことのあるKさんには、この本を頂いた。

 

ありがとう、Kさん!またお会いしましょうね☆

 

全部は紹介できないが、サイト を通じて知り合った友達から送っていただいたプレゼントは、皆私の好みのツボを押さえた素晴らしい物ばかり。「わかりやすい人間で良かった」と思うのは、こんな機会だけかもしれない。

 


赤黒い週末を

2007.4.19.

 

ここ一ヶ月ぐらい、定期的に電気グルーヴの「Cafe de 鬼」のPVを見ている。

「妖怪人間ベム」みたいな色使いのアニメPVで、狂っているとしか言いようのない内容の作品だ。

ど下品だし、絵も話の筋も歌の内容も、不条理で気色が悪い。

パロディーの元となっている昭和のアニメを知らない人が見たら 、不安を覚えるかもしれないし、子どもが見たら、トラウマになること間違いなしだと思う。

キチガイ過ぎる映像なのでいい具合にトリップできて、病みつきになると度々見たくなる。私は下品なギャグにぐっと来る方だと言うことをふまえ、そうでない人は絶対に見ないように。

これを見た人から私の趣味や性癖を疑われても困るので、決して万人には勧めない。お願いだから、見てから文句を言わないでください。

 

基本的に「ゲッターロボ マジンガーZ(←姉さん、訂正ありがとう!)がわかっていないとキツいし、電気グルーヴの石野卓球とピエール瀧の顔 を知らないと、面白さ半減だと思う。また、最後の方に出てくる、「一休さん」「銀河鉄道999」「エースをねらえ!」映像も、わかってる人が見ないと気持ち悪いだけかも。

パロディーと言うのは、敷居が高いものだなぁ。(みつを)

 

 


日曜日が終わるとき

2007.4.20.

 

昨日に引き続き、楽しい日曜日と言うよりは、暗い日曜に似合うPV。諸行無常、というよりは無情。(こ ちらも電気グルーヴ)

 

「弾けないギターを弾くんだぜ」

 

 

 

両作品とも、製作は天久聖一。

 

 

 


2007年度・記憶スケッチアカデミーごっこ

2007.6.17.

 

2002年6月14日にご逝去されたナンシー関先生を偲 び、1年に一度開催している「記憶スケッチアカデミーごっこ」の季節がやってきました。(去年の記憶スケッチはここ

 

今年はお題のアイディアがなかなか出てこなかった為、友人数名に意見を募ったところ、私には思いつかなかったお題を沢山提供して頂く事が出来ました。

ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました!

 

しかしながら本年度の記憶スケッチは、私本人は参加を棄権する運びとなりました。

と言うのは、提案いただいたうち4つの課題に取り組んでみたのですが、あろう事か、どれもそこそこ上手く描けてしまったのです。ショック!!

我ながらツッコミどころの全くない中途半端且つ凡庸な出来の作品群を前に、「これは掲載するに値しない」と判断。涙を飲んで、自らボツにすると言う決断に踏み切ったのです。

決して「あまりにど下手で恥ずかしいから載せない」わけではありません。ホントですってば!!

 

そんなわけで、今回は友人と家族の助太刀を借りての記憶スケッチごっことなりました。

課題によってはそこそこ上手く描けてしまう私達夫婦(最近誰も同意してくれません)の作品のクォリティーを、ぐっと上げて(下げて)もらえて、大変心強く感じました。

 

まずは課題作品、「象(インド象)」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別参加:私の母作「インド象」

 

 

 

お盆の時に使う、ナスに割り箸を刺した牛のシェイプを彷彿とする、懐かしい感じの作品。

我が母ながら、実に惜しいです。

象でありながらアリクイであり、鼻を隠すと可愛いワンちゃん。でも、胴体はゾウリムシです。

 

下半身に近づくにつれ、みるみる自信を失ったことを如実に示す尻すぼみ形。

結果、後ろ足がやたらとほっそりしてしまいました。

本人も、「お尻としっぽが全然わからない」と言っていましたが、「尻尾はツチノコの様な形じゃなかったかしら?」と、ふと魔が差した形跡が伺われます。

 

続いて、今回課題提供に参加してくださったK子さんのお父さまの描かれた「インド象」の登場です。

 

 

 

特別参加:K子さんのお父さま作「インド象」

 

 

 

まず、どの部分が象なのかがわかりませんでした。

ロールシャッハ・テストの要領で目をこらして見たところ、画面左側の物体がゾウの形状に見えてきましたが、それじゃあ右側は何なのでしょうか?

私にはトーテム・ポールの様に見えますが、ご本人が「インド象」だとおっしゃっているそうですし、インドにトーテム・ポールはありえません。

インド象よりも右の不気味な物体の存在感が大きすぎて、「こっくりさん」の指示による自動書記で描かされた心霊画に見えます。

 

ところで、K子さんのお父さまはまだまだお若い方なのですが、この手の細かく途切れがちの線の絵は、どうも実年齢以上に老けて見られがちです。

正直言って、絵だけから推測すると相当のお年寄りに見えてしまいますので、「とりあえず、線をしっかりつなげて描く」事を心がけると、今以上に若々しい雰囲気になると思います。←私が言うなっていうの。

 

 

参考作品〜わたし作:「シンプソンズのリサ」(過去作品)

(これも、相当な年配者の作品に見えます)

 

 

 

さて、次は夫に出した課題、「機関車トーマス」です。

 

本物の「機関車トーマス」

 

 

 

 

 

夫作:「機関車トーマス」

 

 

 

 

 

 

私夫は、この作品を私に見せる前に、「結構上手く描けちゃったよ。でも、腕の部分がいまいちわからなかったなぁ〜。」と言い放ったので、私はまず、「え?腕?」と思って期待に胸を膨らませたんですが・・・・。またしても想像以上の出来映えでした。

 

しかし、実際作品を見てみたら、ちょっと背筋がゾワッ!としましたよ。

機関車なのに体脂肪率が高そうで、弾力がありそうなふわふわ感。或いは、「ぶよん」「ぼよん」かもしれませんが、機関車なのに肌色っぽい感じも、まず生理的に受け付けません。

顔の真横に映えている腕も悪夢の様で、こんな汽車が腕を伸ばしながら目の前に迫ってきたら、年甲斐もなく泣き出してしまいそうです。

 

日本には「やわらか戦車」と言う癒し系キャラクター(?)があるそうですが、このやわらか機関車は、ただもう気色が悪いだけです。

顔からして、「元気のいい男児・トーマス」の面影がありません。こういう白塗りメークで、顔の色と首の色がまるで違っていているオバさんはその辺に居る気がしますけれど、こんな顔が幼児向け番組のキャラクターでない事は確かです。

この機関車が「ポッポ〜」と言っていたとしたら、それは蒸気の音じゃなくて、こいつが自分の口で言ってるんだと思います。

 

 

そして、課題第二弾。

私は友人からの提案で「忍者」を指定したんですが、夫は頼まれてもいないのに、アメリカの子ども向けヒーロー「ミュータント・忍者タートルズ」を描いて来ました。

 

「何で普通の忍者じゃないの?」と聞いたら、「普通の忍者がどんなものなのか、全くわからない」と言われました。

記憶スケッチの度に感じることなのですが、今回もまた、改めて夫の頭の中の空洞部分に触れてしまった気がします。

 

 

本物の忍者タートルズ(人形)

 

 

 

 

 

 

夫作・「忍者タートルズ」

 

 

 

 

 

変態親父です。

 

 

 

「亀の甲羅」、「筋肉質」、「目隠しマスク」と、部分部分は努力した様ですが、ブリーフを履いて泥棒ヒゲ(orくちびる?)を生やした時点で、全ての努力が水泡に還りました。むろん、乳首も蛇足です。

 

 

それでは皆さん、また来年お会いしましょうね。夫作の忍者タートルも、別れを惜しんでPCの前のあなたに手を振っていますよ!

 


世界と宇宙を解く数式

2007.7.31

 

大学で宇宙工学とロケット開発を勉強していた男子が、「数学の世界は、現実の世界とは完全に独立した一つの完成した宇宙だ。数学界には数学界の完璧な秩序があって、その世界の中に住み始めると現実の世界には戻ってこられなくなる」と言っていた事がありました。

完全文系の私には何が何だかわからない言説でしたが、朝日新聞の科学欄に出ていた「天才数学者ラマヌジャンが残した公式」という記事を読んで、元同級生の言いたかった事が砂粒程度解った気がしました。

 

 以下、新聞記事からの抜粋。ご興味のある方だけどうぞ。

=======================


「ラマヌジャン(1887〜1920)は、数学史上でも極めて異質な天才とされる。
南インドの貧しい家に育ち、数学はほぼ独学。
港湾局に勤めながら、3冊のノートに一流の数学者でも思いつかない様な公式を3千も書き残した。

藤原正彦お茶の水女子大教授(数論)は、「何の脈絡もないところから驚異的な数式が出てくる。凡人の理解を遙かに超えており、腹が立つほど。
アインシュタインがいなくても相対性理論は発見されていただろうが、ラマヌジャンがいなければ彼の公式の大半は今も見つかっていなかっただろう」という。

死の3ヶ月前の20年1月、擬テータ関数について17個の公式を記した手紙を英ケンブリッジ大の数学者ハーディーに送り、その手紙がその後、80余年も世界中の数学者を悩ませてきた。

 

どうやってこれらの公式を発見したのか。
各公式の意味は。
そもそも擬テータ関数とは何か。
手がかりは何一つ記されていなかった。

テータ関数は現代物理学の「超ひも理論」で重要な役割を担うなど、数学以外の自然科学の研究にも欠かせない。擬テータ関数も同様の秘密があるのではないか。

「擬テータ関数は(自然界の力を統一して記述する)大統一理論発見へのヒントを与えてくれている」。


87年、ラマヌジャン生誕百年の記念会議で、米国の物理学者フリーマン・ダイソンは語った。最近では、宇宙の膨張エネルギーとの関係なども囁かれている」

==========================

ラマヌジャンは32才と言う若さで夭逝した大天才なんですが、かなり神がかっていた人の様です。
理由無く自分に「降りてくる」定理をただ書き記していただけで、本人も「女神のお告げ」とか言ってたとか。

それで思い出すのは、インド古来の言い伝えには、現代科学や量子力学でしか証明できない様な言葉が多数残されていると言うこと。
例えば、「全ての物の最小単位は、震えている」(だっけ?)とか。これは量子の振動について言い当てているとされていますが、ノストラダムスの予言の解釈よりは興味深い話です。

ダ・ヴィンチ・コードにも出てきた「黄金比」(wiki)などで世界の神秘に触れる様な感覚に胸がときめいてしまうのは、逆に私が数学がまるでわからない人間だからなのかもしれません。

 

世界の謎が美しく解析できる精緻な公式に対して果てしない幻想を持ち続けられるのは、なにも数学世界に旅立ってしまった人達だけではないのでしょう。
中途半端に数字に触ったことのない文系人間は、規則的に降りしきる雪がまだ誰にも踏み抜かれずに積もって行くのをただ眺めるような心持ちで、解明されていない神秘的な数式に対し、神聖な美を感じるのです。


と、いかにも文系人間的な表現で〆。

 

 

※私がその後読んだ本

 

      

 

藤原正彦って、ベストセラーとなった「国家の品格」を書いた人だったんですね。

私はその事は知らないまま、「心は孤独な数学者」のあと3、4冊この人の本を読んでみましたが、「心は孤独な数学者」以外、特に心に響くものはありませんでした。

イギリスでアカデミックな研究をされている方には、同著者がケンブリッジ大学に研究留学していた頃の思い出を書いた「遙かなるケンブリッジ」などもいいかもしれません 。イギリスの中〜上流階級の鼻持ちならなさが、私には「ヘソで茶を沸かす」感あり、の本でしたけど。

 

※何かあともう一冊ラマヌジャン本を読んだんだけど、きれいさっぱり忘れました。去年のことなんて、もう覚えてないや。

 

 


天才の見た景色

2007.8.23

 

新聞の書評にまた面白そうな本が載っていたので、早速購入。    

タイトルは、「ぼくには数字が風景に見える」(ダニエル・タメット著 講談社)

原著は、「Born on a Blue Day」(Daniel Tammet)。

 

      
 

 

この本の著者は、天才青年として世界的に有名なイギリス人男性です。1979年1月31日生まれ。現在28歳。

円周率を二万二千桁まで暗誦して世界記録を樹立し、10カ国語を自在に操れる言語能力を持っているとのこと。


書評を読んで思い出しましたが、私もイギリスのテレビ・ドキュメンタリーでダニエルの天才ぶりを見たことがあります。
番組で彼は、一週間の猶予を与えられて、言語の中でも最も難解と言われるアイスランド語の習得に取り組み、たった七日間の学習でアイスランドのテレビ番組でのインタビュー に挑戦していました。(もちろん、結果は大成功!)

 

ダニエルさんのドキュメンタリー番組 (日本でも放映されていたそうです)

 

 

 

 

ダニエルさんって、ホーキング博士みたいなルックスですね。天才だと、顔も似てくるのかもしれません。

 

天才青年である彼は、映画「レインマン」で世間に広く知られるようになったサヴァン症候群、そしてアスペルガー症候群の持ち主です。すなわちこの特異な才能は、 ある種の脳障害(と言うと語弊がありますが)の副産物でもあるのです。
この本は周囲の人間には理解出来ない感覚を持ち、コミュニケーションに問題を抱えてきた彼が、幼年時代、少年時代の自分を振り返った自伝だそうです。


数字に全て風景や色、物語が浮かんで見えるというこの人が、どんな感覚でこの世界を見てきたのか、今から興味津々!
でも、もったいないからまだ読んでいません。

数学天才ラマヌジャンの伝記から始まったこの書籍旅。 私にとってはゴシップマガジンを読むのと同じ動機なんですが、天才の見た風景をチラッとでいいから自分も見てみたくて、好奇心満々でおります。

 

※その後、この本を読んでみました。お勧め本です!

誰ともシェア出来ない共感覚(※)を持ちながら他人とのコミュニケーション不全に苦しみ、更に同性愛者であると言う、マイノリティー中のマイノリティーのダニエル・タメットさん。この世界に生きることは、宇宙空間に一人漂っているも同然の孤独感を伴っていた事でしょう。

誰にも理解されず誰をも理解することなく生涯を終えてもおかしくはない状況にありながら、ダニエルさんは家族や医療関係者の根気強いケアに応え、サヴァン症候群、アスペルガー症候群の患者には類い希なコミュニケーション能力を身につけました。孤独で当然の運命に努力で抗い、家族、友人、恋人、そして見知らぬ人達とも「同じ人間」として心を通わす技術を、ダニエルさんは後天的に学習したのです。

 

こういう人が本を書くとなると、自分の孤独や懊悩、自らの特殊性を開陳するだけの独り言になってしまいがちですが、この本は全く違います。一般の人達にも理解出来るような表現を選び、読者の アスペルガーや共感覚に対する理解を深めて、双方向のコミュニケーションに成功しているのです。

英語版も平易な言葉遣いで読みやすいので(数学用語は別として)、是非どうぞ!

 

※共感覚=「ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には7という文字に青い色を感じたり、音階のミの音に緑色を感じたり、ハンバーグの形が苦い味に感じたりする」(wikipediaの解説より)

 


しかし、数学天才の本ばかり読んでいるうちに自分の数学能力のあまりの貧弱さが泣けてきて、ついつい流行の「インド式数学」の本にまで手を出してしまいました。
面白いけど、インド式数学ドリルをやっている姿は、あまり人には見られたくないです。
何だか「大人の為のぬり絵」(老人のボケ防止用教本・・ですよね?違うの?)に取り組んでるみたいで。

 

多分私がDSの脳トレしたら、後期高齢者の脳年齢だと思うので、私が「インドの数学本」にチミチミ取り組んでいる姿は、いかにも「リハビリ中」って感じです。


 

           

 

※私の大好きな「オカマだけどOLやってます」の能町みね子さんがイラストを描いているので、この数学本を買ってみました。500円という価格がナイスですが、能トレの底辺である「大人のぬり絵」と同レベルな印象は否めません・・・

 


ハスキー・ヴォイスの終焉

2007.8.30

 

夏風邪が一向に治らず、火曜日に病院へ。 抗生物質を貰って丸一日飲んだら、すっかり良くなりました。

急に快適になってとっても幸せなのですが、風邪を引いてる間、或いは風邪の後遺症でハスキー・ヴォイス(と言うより、しわがれ声)になる状態が、私はとても好きなのです。


ハスキー・ヴォイスの時の仮想自己は、


世慣れていて、姉御肌で、さばさばしていて、初対面の人にも平気でタメ口をきけて、お酒も煙草もいける口で、豪快で、それでいてどこかしら落ち着きもあって、・・・・


と言った、現実の自分とは真逆のキャラクターが頭にあるのです。


あと、女性ロックミュージシャン幻想もチラついている気がします。
ハスキー・ヴォイスだと仮想姐御成りきり度が高く、つかの間自分がそういう人間になったかの様な錯覚を覚えます。
この錯覚に耽溺する様になった最初の記憶は、中二の時でした。いわゆる中二病と言うやつでしょうか?


だからと言って、声を潰して(誰だっけ?居ましたよね、声を潰したっていう女性シンガーが)までハスキー・ヴォイスになりたいとは思いませんが、先日の風邪の時も、つかの間「どてらい女」気分でいました。
しかし風邪も治り、全ては元通り。キャラクターも、豪快さの微塵もない元の自分に戻りました。


昨晩が〜まるちょば繋がりの友人から電話してもらって、頂いた電話で1時間も長話をしていたのですが(そういう所だけ豪快)、その時の声は、もう既にいつもの声・・・。「アニメの声優になりなよ!」と言われてきた、何の尊厳も無い声色だったことが悔やまれます。

 

声も容姿と同様、単なる人格の器に非ず、人格形成をかなり左右するものだと思います。
アニメ声はアニメ声的な人格でアニメ声的な人生を、しわがれ声はしわがれ声的な人生を歩むのです。

 

※これを書いたら、「そこまでアニメ声じゃなかった気がしますが・・」と言うコメントを頂きました。70代になってもドロンジョさまの声を出しているプロの声優さんと違って、素人は声の老化に抗うことは出来ない様です。

 


来週からフランス

2007.10.14

 

タイトルどおり、来週末から一週間フランスの夫の実家に里帰りです。


朝3時に家を出て(号泣)グラスゴーまで行き、そこからマルセイユまで直行。マルセイユで海を見ながらブイヤベースでも食べてのんびりしたい所だけど、家族全員が週末に集まることになっているのでそうも行かず。

マルセイユから実家までは、車で3〜4時間ぐらいのはず。 この行きがけの道中の山道で何度首をイワした事か・・・。私にとっては、地獄道中膝栗毛必至の旅です

 

 

義弟の提案で、実家に行ったら犬連れできのこ狩り及び栗拾いをするらしいのも、非常に不安です。 何せキノコって菌類ですし、子供のころ家にあったキノコ図鑑に載っていた、毒々しくて気持ち悪い絵もトラウマになっています。(でも、食べるのは大好き☆)
きのこと言えば湿った暗いところに生えているわけで、変なニョロニョロ虫がついていそうなのも怖いです。周囲に散らばっている野生動物の糞尿にも注意を払わなければならないですし・・・。私の様な者には、スーパーでパック売りされているキノコの方が好ましく感じられます。

しかし、夫の家族は皆毒キノコの見分け方に自信があるそうでやる気マンマンなので、観念して、私もキノコを狩ってきます。

今日はケーキの美味しいお店に行ってから、公園を散歩。

 


紅葉の季節になりました

 


 70年代フォーク・シンガーのレコジャケ風写真



 

 


フランスの実家

2007.10.30

 

夫の実家への里帰りから戻ってきました。

 

夫の実家

 

 

と言うのは嘘。本当の実家は後ろです。

 

手前の家は、夫が昔段ボールで造った猫用ハウスです。上の写真で実家と猫ハウスが同じ大きさに見えるのは、単なる目の錯覚です。

 

 

     

 

 

途中で休憩を挟んだものの、マルセイユから車で4時間かかりました。幸い今回は首を激しくイワす事もなく、酔い止めも効いて具合も悪くならずに済み、義妹弟のパートナーを含む計10人と、楽しい週末を過ごしました。

 

今年は雨が余り降らなかった上、急激に冷え込んだためキノコが育たなかったそうで、キノコ狩りはキャンセルに。(ホッ)甥っ子が沢山の栗を拾ってきたので、暖炉で炒ってつまみながら、庭から摘んで来たハーブでお茶。全くもって、憩いのロハス・ライフです。

 

去年は「ヤァッ!」「トォッ!」と一人ヒーローごっこの世界に入り子でコミュニケーション不全症候群気味だった甥っ子も、一年半でぐっと人間らしくなっていました。私にはちゃんと英語で話しかけて・・と言っても、猫を指さして「Cat」と言う程度ですが、意思の疎通を図れる様になったのは喜ばしい限りです。

 

姪っ子は身びいきを別にしても神がかり的に可愛くて、誰に対してもニコニコくにゃくにゃしながら愛想を振りまいていました。恥ずかしそうにぐにゃぐにゃしすぎて床に崩れ落ちて、床に寝そべりながらもまだクネクネしている有り様で、こんな頼りない事では、将来変な男に引っかかるのではないかと、今から心配です。

 


サバのこと

2007.11.7

 

夫の実家には、いつも野良猫が出入りしている。 ここ二、三年ぐらい餌を貰いに来ているのはこの猫。 暖炉の脇は特等席なのに、我が物顔でお父さんの服の上に寝ている。

 

 

色んな野良猫が出入りしても一向に意に介さない、やさしい犬。名前は「サバ」。 (鯖じゃないよ。sabaは、昔のフランスの女王様の名前)

 

毎日の様に同僚が連れてきて、うちの会社に出社しているジャーマン・シェパードよりも、東京の実家で飼っている座敷犬よりも、私はこの犬の性格が一番好き。

 

サバは11年前に、妹の元彼がつれてきた犬だ。 その彼はサバを連れてきてから間もない頃に交通事故に遭い、20代の若さで亡くなった。

 サバは雌犬なんだけど、元彼の気持ちが乗り移ったみたいに、妹の事を一番に慕っていた。妹がバスルームに入ると、彼女が出てくるまでドアの前でいつまでも待っていたサバを思い出す。

 

今までずっと家族の中心だったサバだが、皆の関心が妹の赤ちゃんにばかり向かうようになってから、すっかり落ち込んでしまった様だ。それまでの天真爛漫さは影を潜め、妹の関心を引く様な行動も全くしなくなった。 妹の子供たちにはたかれても、悲しそうな目をするだけで決して怒ったりしないサバが、私にはたまらなく愛おしい。

 

今回の帰省時、妹一家が自宅に帰って行った後、私と夫は精一杯サバに構いまくった。 サバも活き活きし始め、このところ幾ら誘っても乗ってこなかった山歩きにも自分から付いてきたし、木切れを放って拾いに行く遊びも復活した。

 

 

 私たちがスコットランドに戻ってくる前日の夜中に、サバはす〜っと私たちの部屋に入ってきて、ちっちゃな足拭きマットの上に丸まった。 今回の滞在中、一度も私たちの部屋に来た事はなかったのに、私たちが翌日帰るのがわかったんだろうか? 何て賢いんだろう!なんて可愛いんだろう!と感動し、その晩私たちは一緒の部屋で眠った。

 

大型犬で11歳。もうかなりの老犬だ。 フランスでも日本でも、家族とさよならする時は、「これが永遠の別れになったら・・」といつも不安になるけれど、サバと別れる時もそう思う。

 

 「お互いに元気で長生きして、また会おうね!」

 

 

(↑この写真、背景がゴッホの室内画みたいじゃない?)

 

 

 

 

※サバは2008年5月8日に永眠しました。
この日記の時に会ったのが、本当に最後のお別れになってしまいました。

 

愛しいサバは一握の灰となって帰宅し、今は実家の庭で眠っています。

 

                         サバのお墓を作った日の写真


 


無い!無い!無い!

2007.12.17

 

昨日ふと左手を見たら、結婚指輪が無い。

 そう言えば、この間病院で検査を受けたとき、アクセサリー類を全部外すように言われて、鞄のポケットの中にしまったんだった。と思って、鞄の中を覗いてみた。

 

 ・・・無い。

 

 うへ〜!ヤバいですよ!

 ポケットから鞄の底の方に落ちたのかも!と思い、電車の中でごそごそ探したが・・無い!病院の遺失物預かり所にも行ってみたが、無い!

 

 帰り道、色々考えた。 そもそもあの結婚指輪は、そんなにすごく好きなデザインってわけでもなかったのだ。買った当時は台湾帰りで二人とも肌の色が土人(ピー!)みたいだったから、褐色の肌に映えるゴールドがいいと思ったんだけど、すっかり肌の色が冷めた今となっては、シルバーの方が良かったんじゃないかと思っている。

 

よし!夫には正直に話そう!怒られるかもしれないけど、残念がられるかもしれないけど、これは神が「買い換えなさい」と言っているのだ!!そして、この際プラチナでも! と、決意した途端思い出した。

 

今日の鞄はブルー、でも病院に行った時は確かイエローの鞄だった気が・・・。

 

家に帰ってイエローの鞄の中を見たら、あっさり見つかった。「実はあんまり好きなデザインじゃなかったし」とか「プラチナの方が」等々、夫に言わなくて良かった・・。