2004.1.30.
先日、アメリカのゴールデン・グローブで、英国の番組として初のベスト・コメディ賞を受賞した「The
Office」。
一見ドキュメンタリー・フィルムに見える、変わった作りのコメディです。鬱陶しい上司や、ため息をつきたくなる様な同僚、職場でありがちな出来事を、うざさやバカバカしさ倍増で見せていくのですが、自然でリアルな隠し撮り風なので、大げさな内容でも「このぐらいならあるのかも・・・」と思ってしまうかも。
脚本家でもあるリッキーが演じているディヴィッドは、周囲の空気を120パーセント読めない、境界性人格障害者的マネージャー。その彼を中心に、職場のそちこちで巻き散られされるデイヴィッドの独りよがりなギャグの連発と、そのせいで気まずい空気に満たされたオフィスの中に居させられる社員達の圧迫感は、こちらも居たたまれなくなるほどです。
マネージャーの言動は、セクハラ、障害者差別、階級差別、人種差別など何でもアリ。面白ければともかく、下品なだけで繊細さのかけらもなく、更には周囲の人を不快にさせるという爆弾つき。
BBCって・・・。よくこういうきっついコメディーを放送しますよねぇ。
「カミーラがさ、黒人のアレを・・」「で、女王陛下もさ、”黒人のアレでしょ?”て・・・」と下品な冗談を放った途端、横に黒人社員が立っていて、「あ〜!、キミのことではなくて!」「黒人みんなの
ナニがデカイなんて、僕らは言ってないし!」などと、フォローすればするほど空気が冷え切っていったりとか。
同じギャグ(黒人のチンコネタ)を、30分番組の中で3回も繰り返して、その度に周囲の空気を凍りついていく・・それに近いパターンが毎回続いていくので、現実生活でも「押しが強い割にはくだらない話しかできない上司」をお持ちの方には、帰宅後にいくつかのエピソードを一気に見るのは、あまりお勧めできないかも。
私はこの番組を熱心に見ていたわけではありませんが、(現在ビデオやDVDを借りて研究中)前回のクリスマス・スペシャルがすご〜く面白かったらしいんですよ。過去のシリーズの中でも、最高の出来だったと
言う評判です。見逃してしまった私は、レンタルDVD待ちをしてます。
栄誉ある賞に輝いた本作品の脚本を執筆し、自ら主演している(BBCのコメディはこのパターンが多いですね)Ricky Gervais。
ご存知の無い方の為に一応紹介しておくと、こんな感じの方です。

恰幅の良さやヒゲが、いかにもオフィスのマネージャー風。

お昼休みに、パブで一杯ひっかけていそうな庶民的な感じもしますね。
ところがこの方、現在のルックスからはちょっと想像のつかない過去の持ち主なのです。
1980年代前半、ニュー・ロマンティック全盛時代の英国音楽界で、ポップ・スターとして活躍していた事があったん
だそうですよ。ニュー・ロマって言ったら男の人が化粧するアレじゃろ?ヴィジュアル系の走りじゃろ?(爺)
「え〜?この人がヴィジュアル系?ルナ・●ーのぶ●ちゃんみたいなんじゃないのぉ〜?」と思った
あなた!この写真を見て、悔い改めなさい!
ナナーーーン!!

どうだ!参ったか!と言わんばかりの、典型的ニューロマ・ルック。人間って、こんなに変わるものなんですねぇ。
彼のグループ「Seona
Dancing」は、シングル二枚を発売し、そのうち一枚はヒット・チャートの70位にランクインしたんだとか。70位って、人の記憶に残るには微妙な数字ですけどね。
その後は、Suedeのマネージメントもしていた事もあるんですって。(♪ト〜リ〜ビ〜ア〜♪)
「不肖の息子とその父親」ではありません。
今後Ricky Gervaisを見たら、現在の顔のどこかに ←この原型が埋もれている事を想像してみると、また味わい深いかもしれません。
(写真は「heat」誌より)
オマケ:gareth 役のmackenzie crookって、有名な役者さんですけどね。
スタミナ抜群!(死語)みたいなリッキーに比べると、
彼ってどうしてこんな病的な顔立ちなんだろう?
前髪は役作りの為だと信じたいですけどね。

garethの自作HPをみてみたい方は、こちらから。
あくまで遊びですけど、ステキすぎ!
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