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Supersize Kids

 

2005.3.16.

 

アメリカ産のドキュメンタリー映画「Supersize Me」は、想像を遥かに超えた低レベルの作品でした。(英語公式サイト日本語公式サイト

 

「Supersize Me」は、マクドナルドに代表されるファースト・フード産業が、アメリカ人の不健康な食習慣や病的な肥満の原因である事の「証明」を試みたドキュメンタリーです。

製作者自ら、一日三食、胃の限界までマクドナルドのメニューを詰め込む「実験」を一ヵ月間行うのですが、もちろんそこには、「具合が悪くなりました」と言うわかりきった結末が待ってるわけです。

最初からその方向に一直線に向かっていくだけなので、この映画を二時間見続けていても、学ぶべきことはほとんどありません。少なくとも、私にはありませんでした。

 

駄作だとはっきり感じたのは、「マクドナルド食を始めてから、彼の性的能力が落ちた」と、製作者のガールフレンドが発言するくだりです。

自分達の主張に沿った証言を身内に行わせたら、やらせ感増幅だけじゃないでしょうか?身内の援護射撃なんてドキュメンタリー全体の信憑性を著しく落とすだけなのに、一体何を考えてこんな「演出」をするんだか・・。

心底呆れたので、DVDを見終わった直後にマクドナルドに行って、ビッグマック・ミールを食べちゃいました★(本当です)

普通の人がマックを食べるなら、肥満よりも、どっちかって言うと狂牛病を心配した方がいいのかも・・・。もう遅いか、自分。

 

しかしこの映画の影響は少なからずあった様で、昨日(15日)こちらでは「Supersize Kids」(Channel4)と言うドキュメンタリーが放映されていました。

 

「Supersize」は、アメリカのマクドナルドの最も大きいハンバーガーのサイズで、正に巨大!(ちなみに、イギリスのマクドナルドに「スーパーサイズ」はありません。)

映画以降、「スーパーサイズ」は、不健康な肥満体の象徴的な単語となった様で、「Supersize Kids」も、英国内の病的な肥満(Obese)に悩む子ども達の姿を追っています。

 

昨夜は前編で、13歳の肥満少年少女二人が減量に取り組む様子を伝えていました。

少年ロビーの体重は156キロで、体脂肪率はなんと44パーセント。

体型はKonishiki 的で、歩行にもかなりの困難が生じています

しかしロビーはかなりシンプルな性格の様で、周囲の心配をよそに、自分の肥満に対する深刻さも少々希薄。巨体の割に声変わりもまだな小学男子ヴォイスで、「食べるの大好き!イエ〜!」みたいな事を言っていて、ちょっとヤバい感じもしました。

 

 

 

「スシも大好きさ!」

by ロビーくん(13)

 

(↑ほんとにそう言ってた)

 

 

ロビーくんはダンスもサッカーも好き。

顔もKonishiki 系だし、運動好きなら相撲部屋に入る道もあるかと思いますが、太ってるスポーツマンが全てお相撲さんになれるかと言うと、そういうわけでもないですよね。

 

ともかく健康の為に体重を減らすことが第一と言うわけで、プロのサッカートレーナーをコーチにつけて減量を開始したロビーくん。ところが、エクササイズをしているにも関わらず、二回目の体重測定時には、ロビーくんの体重は何故か増量していました。

「度を越えて太っている人の場合、ちょっとライフスタイルを変えるだけで、ダイエット開始後は一日数キロ単位で体重を落とすことができる」と、伊集院光が言っていたのを聞いたことがあります。

ロビー君に関しても、いくらなんでも増量はおかしいだろう!と訝しんだコーチが放課後の彼を尾行を決行。そこには、ポテト・チップスやフライド・ポテトを買い食いしまくっているロビーくんの姿がありました。

 

買い食いをコーチから直接戒められている間、ロビーくんはずっと指しゃぶりをしていました。彼は病気の両親(母親はロビーくんと同様、病的な肥満)と離れ、祖父母と共に暮らしているのですが、心のどこかで恒常的な飢餓状態を味わっていたのかもしれません。

 

番組では、その後心を入れ替えてトレーニングに取り組んだ彼が、10キロ近くの減量に成功したところまでが紹介されていました。

しかし、英国が欧州一の肥満大国の汚名をいつまでも免れないでいるのは、食生活の貧困さが最大の原因だと断言しても良いでしょう。それについては、ジェイミー・オリバーの学校給食改善運動番組の紹介の時にまた書きたいと思います。

 


Welcome To Fatland

2005.4.19.

 

肥満に悩み、自分に自信が持てずに鬱々としている5人のイギリス人男女が、メキシコにある「太った人にフレンドリー」なリゾート地で1週間のホリデーを過ごす番組。

 

ホリデー先のホテルは、正にスーパーサイズな人向けに出来ており、幅の広いベッドや椅子、大き目のシャワールームなど、サイズを気にせず伸び伸びと過ごせる様に工夫がされています。

ホテルのプールやプライベート・ビーチもそこのお客さんばかりなので、水着姿になることへの躊躇も必要なし。

 

ホリデーには、肥満の人の自信回復を専門としたアメリカ人セラピストが同行しています。セラピスト(名前はマリリン)本人も肥満体です。

 

ホリデー開始直後は、水着になる事も、軽装で水に入ることも嫌がっていた参加者達。

「太っていてもいいんだ」と単調な洗脳を繰り返すマリリンの「アメリカ式」なセラピーに、「ああいう方法でも、アメリカ人には通用するのかもしれないけどねぇ〜」と、嫌味タラタラの参加者も居ました。

どういうセラピーかと言うと、マリリンお手製の「体重が重いほど誉め言葉が出てくる」体重計に参加者を一人ずつ乗せたりとか、大声で「FA--T!!」と言わせるとか、そんな感じです。

 

イギリスでこういう自己啓発セミナー的な番組があると、必ずと言っていいほどアメリカ人のセラピストやアドバイザーが出てくるんですが、彼らのやり方って、極端に単純なんですよ。

「私は美しい!と、大声で唱えながら行進する」とか、そんなのばっかり。冷めたイギリス人にはとてもじゃないけど「やってられない」と思われて当然な感じがします。「嫌がる参加者に無理矢理恥ずかしいことをやらせる」のが番組的に面白いからわざわざそういうセラピストを選んでいるのか、アメリカの自己啓発セミナーの基本形式が元々こんななのかは、私には知る由もありませんが・・・。

 

「最も恥ずかしく嫌な行為を敢えて行うことで、自らの殻を打ち破る」と言うシンプルなマリリンの方法を拒絶する参加者の気持ち、私にはわからなくもありません。とは言うものの、太った人ばかりの場所でも頑なに水着になることを拒む参加者には、やはり少々病的な肉体嫌悪の感情がある様にも見えました。

 

ホリデー終わり近くになってくると、セラピーも大詰めです。

「肥満体歓迎ホテル」を出て、地元の人が行くナイトクラブに行き異性に話しかける練習をしたり、一般の人も行くリゾート地で水着姿になるなどの「試練」を、参加者全員が克服しました。

 

私は番組を見る前、彼らに必要なのは病的に太っている自分を肯定することではなく、健康な身体を目指す前向きな気分を高めることの方じゃないの?と感じていました。

また、「こんなプチ洗脳程度ではイギリスに帰って元の生活に戻った途端に自信喪失し、元の木阿弥だろう」と思ったのも事実です。

 

ところが意外なことに、一週間のホリデーを終えた後の彼らには、とても良い変化が現れていました。

参加者の男性の一人は、ダンスを習い始めて24キロの減量に成功。

17歳の参加者の男の子は、今まで消極的だった友達との交流を楽しむことを覚え、青春を謳歌し始めました。

女性参加者の一人は、以前よりもアクティブになり、海外への一人旅を楽しむまでになりました。

別の女性参加者二人は、ホリデーを通じて友情を築き、二人で水泳を習いに行くようになったのです。この二人は、ホリデーの間中、最後まで水着になることを拒んでいたのですが、帰国後のスイミング・プールでは、上半身ビキニ姿になっていました。

(もちろん、これらの事後報告が番組のやらせでない保証は、どこにも無いわけですが)

 

参加者中一番若い17歳の男の子が、ホテル専属のマッサージシャン(男性)に身体中をマッサージしてもらった後、感動して泣いていました。

性的な関係に限らず、自分以外の対象に自分の身体を見せる、接触させると言うのは、相手を信頼し、自分の一部を解放して任せるという意味で、本来とても勇気の要る行為なのだと、改めて気づかされた感じがします。

 

恐らく他の参加者もそれは同じで、別にマリリンのセラピーを受けたから変わったのではなく、メキシコの美しい海に身体を委ねる勇気を持った時点で、自然な変化を遂げたのでしょう。

ちなみに、「太っていることが素晴らしいのではなく、私が私で居ることが素晴らしいのだ」と言うマリリンの哲学、私にはちょっと受け入れ難いです。

「太っている」を別の短所に置き換えると、とてもじゃないけど自分が嫌になってきます。

自分を肯定してから自信を持って毎日を楽しむもよし、否定しまくって努力するもよし。人それぞれかしら、と適当にお茶を濁して今日はオシマイ。

 

「Welcome to Fatland」ITV夜8時〜9時

 


Too Big To Walk?

2006.11.13.

 

先週、チャンネル4で「Too Big To Walk?」と言うドキュメンタリーが放送されていました。

病的肥満の英国人8人が、英国の最南部からスコットランドのエディンバラまでの500マイルを徒歩で横断する様子を追った番組です。ダイエット番組とビッグ・ブラザーを足して二で割ったような、これと言って新鮮味の無い企画でした。

 

英国を横断する病的肥満の人々

 

500マイル完歩と言う目標はもちろんのこと、過酷なウォーキングの結果としての減量も期待されていたのですが、開始当初から二週間、参加者達は食い放題飲み放題だった為、体重は1キロも減らず !!むしろ増量している体たらくで、番組としてもこれでは感動を呼ぶ結果にはならないと焦った様です。

彼らにダイエット・メニューを与えた途端、ストレスで爆発寸前の参加者達の不機嫌度が大幅にアップしてしまい、見ていてあまり気持ちの良い番組ではありませんでした。

約2ヶ月間に渡る英国横断の旅でしたが、途中で半数が脱落し、最終目的地に到着したのはわずか4人。

家族や親しい友人達が待ちかまえていて、感動の再会。500マイルを歩ききった参加者達は、10キロ以上の減量を果たし、健康と自信を獲得してめでたしめでたし。

 

なのに見ている側は別に嬉しくも楽しくもなく、家族との再会シーンですら、眉一つ動きませんでした。

遠泳でもマラソンでもそうですけど、持久力を必要とする競技の場合、取り組んでる本人以外の人間が対岸でボンヤリ見ながら達成感をシェアするって、ほとんど不可能なんじゃないでしょうか?

国を背負ってるとか、宿敵との対決に備えて親子で苦しい特訓を積んできたとかのドラマがあればともかく、挑戦者に特別な魅力が無ければ、「勝手にやってろよ」で終わりだと思うのは、私が冷血人間キカイダーだからでしょうか?

 

人は、関心の無い人間が太ろうが痩せようが、実際のところどうでもいいんですよ。一方、関心のある対象が太って(或いは痩せて)イメージが変わると、世界を揺るがす一大事みたいな騒ぎ方をするもの。その人を認識する「原型」のイメージが崩れると言うのは、たとえ良い方向に向かっていたとしても自分の認識が揺らぐことであり、まぁ、それは世界が揺らぐことと言ってもいいのでしょう。

だからと言ってそんなに騒ぐこともないよと言う戒めを込めて、ジェイドのダイエットの話をしたいと思います。

 

またもや「ダイエットに成功した」ジェイド・グッディー。

10キロ減量して、サイズ16から12に、大幅なサイズダウンを果たしたそうです。

ゴシップ雑誌でダイエット成功の宣言をすると共に、ダイエットDVDの発売予定を宣伝していて、どうにもこうにも胡散臭さが拭いきれません。ジェイドはずっと前から「夏にお腹の贅肉を取る手術を受ける予定」と宣言していたのに、突然出てきて「手術無しでこんなにお腹がぺたんこに!」と言われても、本当に手術していないのか甚だ疑わしく感じられます。

何にせよ、痩せたことは事実です。と言うわけで、私の様なゴシップ誌読者は、またもやジェイドの「きれいになった私を見て!」に付き合わされることになるのですが・・。

 

 

 

 

この写真、なんだか首から上が親指にイタズラ描きをしたみたいに見えて、どうも落ち着きません。意味もなく、映画「マッシュ」の写真を思い出しました。

 

 

しかしジェイドは、先週再度「突然の腹痛」を起こして救急車で運ばれ、緊急入院していたと言うじゃあありませんか?「健康的な食生活でダイエット」した筈が、何故かまた腹痛に?と言う時点で、またしても「脂肪吸引した傷が疼いただけなんじゃないか」と言う疑惑が頭をよぎりましたが、恐らくそれは私の考えすぎです。

ジェイドの腹痛入院は二回目なので、今回は隅々までチェックしたとのこと。気の早いゴシップ誌には、「もしや大腸癌では?」などと書き立てられていました。と言うか、ジェイドが自分で「大腸癌かも。心配だわ」と言いふらしていたんですが。

 

前回婦人科検査で引っかかった時も、「もしや子宮癌?」と言われてましたが、結果は異常無し。もちろん大腸癌の検査結果も異常なしだったそうです。今日のニュースに出てましたよ。ホッとすべきなのか、またガセネタかよと舌打ちすべきなのか未だに掴みかねていますが、多分舌打ちが正解なんだと思います。

 

ジェイドの健康診断の結果がニュースになる世の中を憂いながら、さっき始まったばかりの「I'm a Celebrity...Get Me Out Of Here!」を見ていて、集中力が途切れてきました。

とりあえず、オーディション番組「POP IDOL」出身のミシェール(当サイト内のミシェール関連の記事はここ)もダイエットDVDを出すと言うニュースで、今回は適当に締めくくりたいと思います。

 

近々発売予定のミシェールのエクササイズビデオの模様

 

以前当サイトでも紹介したドクター・ジリアンの番組に出演してダイエットし(当サイト内の記事60キロも減量したそうです。

しかしそれでも、一般人が彼女のエクササイズを参考にしたくなるほどまでには「まだ痩せていない」のではないか?と言うのが正直な感想です。

60キロ痩せてもまだそう思われてしまうなんて、一体以前の彼女がどういう状態だったのかと思い出そうとしても、あまりよく思い出せません。

 

努力した割に人は認めてくれないし、以前のイメージを変えようともしない・・・そういうものですよね、ダイエットって。不毛不毛!・・と、言いながら痩せてる奴らは、「テスト前なのにテレビ見ちゃった〜」と言いながら良い点を取り、「一緒にビリになろうね!」と言いながらマラソン大会で上位に入るんです。信じちゃダメ。特にジェイドは信じちゃダメ。