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2003.2.3.
TVで2時間近くに渡って放映された特別番組「マイケル・ジャクソン・ロング・インタビュー」。
怖いもの見たさでつい見てしまいました。
実は、10年ぐらい前にも同じ様な番組が日本で放映されていたんですが、覚えている方はいらっしゃいますか?10年前のは、アメリカの有名な黒人女性司会者がマイケルの自宅でインタビューを行なう・・というものでした。
マイケルのCDなんて一枚も持っていないのに、またもやマイケルのインタビュー番組を見るとは・・自分がこんなにもマイケル・ジャクソンの事を気にしていたという事実に、我ながらビックリします。
今回の番組の構成も、当時の番組とほとんど同じでした。
今回は、イギリス人の男性インタビュアーが8ヶ月もの時間を費やし、マイケルに密着取材した模様をまとめたのだそうです。
しかし、10年前も今もインタビューの目玉は「動物園、遊園地、映画館まである異常な邸宅での奇行の数々」や「取り返しのつかない様相のマイケルの顔面」である点は同じです。私もそれが見たくてテレビをつけたワケですが、素で喋っている状態のマイケルの顔にはやはり驚かされました。
10年前のインタビューでも整形疑惑(疑惑って言うか、全世界で本人が認めていないだけなんですが)には触れられていましたが、今の崩れ方を見ると、あの当時はまだマトモだった・・という感慨が沸いてきました。
今にも異物が飛び出してきそうに尖った鼻の頭、唇の膨らみを無理矢理取り去ったためか動きのぎこちない口もと、不自然な割れアゴ・・どれもヤバい事極まりないんですが、何よりも怖いのは、全く感情の映し出されないドロンとした感じのマイケルの瞳でした。
頭のちょっとアレな人は目つきがおかしくなると言いますが、正直言ってそれに近い感じ。
いや、マイケルの頭がどうのという訳じゃありませんが(言ってるけど)、彼の心理に少々問題があることは否定できないでしょう。
44歳の男性が、子どもの頃に父親にぶたれた事を語りながら、カメラの前で泣いたりするでしょうか?
「空を飛んだりできるピーター・パンが好きなの」「僕の心はいつも子どものままなんだ」なんてナイーヴな事を言って、「ネヴァー・ランド」なんて名前の遊園地を邸宅の敷地内に建設したりするでしょうか?
(「ネヴァー・ランド」は、童話「ピーター・パン」に出てくる永遠の子どもの国の名前です)
どこに行く時でも、自分の子ども達に仮面をつけさせたりするでしょうか?(マスクをつけさせられて成長するマイケルの子供達は、深刻な精神的外傷を受けるんじゃないかと言う気がしてなりません)
自宅の中の映画館で自分の「ジャクソン5」時代の自分のフィルムを見るマイケル、木登りするマイケル、遊園地でゴーカートに乗るマイケル、ムーン・ウォークで「アオ!」と叫びながら曲作りをするマイケル、ラスベガスのフォー・シーズンズ・ホテルの7スゥイート・ルームでマネキン人形達に囲まれながら暮らすマイケル、ショッピング・モールで悪趣味な壷やら絵画を、「あれも」「これも」と指を指しながらバカ買いするマイケル、赤ちゃんにミルクをあげるマイケル・・などなど、今までお目にかかった事のないマイケルの姿を沢山拝む事ができました。
いや、別にそういう姿を見たいと切望していたわけではありません。期せずして・・です。
私の様な野次馬が待ち望んでいるマイケルの奇行の数々が白日の元に晒されたわけですが、マイケルの態度はむしろ、「お金持ちだけど子どもの心を失わない純真なボク」を全面的に「善なるもの」と信じ、嬉々としてカメラの前に披露しているという感じでした。
有名人は普通、スターとしての「オレ(わたし)らしさ」のアピールが世間に素直に受け止められるようイメージつくりに励むわけですが、彼は自分の描いている自分と、世間が思い描いているマイケルの間にものすごく大きなギャップがある事を、故意に見ない様にしているとしか思えません。
世間が彼をどう見ているかを熟知していたら、「整形は、“ボクの覚えている限りでは”、鼻を二回いじっただけです。それは、高い声で歌うために必要だったのです」などと、堂々とのたまう事ができるでしょうか?インタビュアーに更に整形の事を突っ込まれて、手で顔を覆って泣き伏せたりするでしょうか?
泣き崩れた時の彼は、本当に「ボクは何も悪い事はしてないのに、インタビュアーの人がボクを苛めるの」と信じている様に見えました。
マイケルが変だと思われるのは、いい年になって自己矛盾を決して肯定できず、「子どもの頃からお父さんやメディアにずっと苛められてきたボク」という殻の中にひきこもって、「誰からも批判されるハズのない正しい自分」を純粋培養してきたからかな・・・と素人ながら思いました。
この話にはまだ続きが。今日はこの辺で☆
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