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2007.1.26
CBB話はちょっと置いておいて、昨日初回が放送されたE4のドラマ「Skins」(公式サイト)について書きます。
前回の記事(この真上↑)に詳しく書きましたが、「About A
Boy」の子役として印象的だったニコラス・ホルトがどんな風に成長しているか、ちょっと見てみたかったのです。
ニコラスはものすごく小顔で背も高く、「About A
Boy」の頃からすると、大変良い方向のビジュアルに成長し
ていました。英国の平均的な十七歳からしたら、彼は飛び抜けて格好いい・・・のかもしれません。
でも、この男の子が「町(ブリストル)一番のモテ男」と言う設定には、やはりちょっと無理があると言う気が未だにぬぐい去れません。
ドラマに合わせて無理して若者ぶるなら、「キモかわ系」とでも言いましょうか?マッチョなスポーツマン天国のアメリカだったら、まずモテないタイプだと思います。
動きも何か変な様な・・

Skinsの公式サイトの「登場人物自己紹介」の欄を見たところ、ニコラス演じるトニーは「好きな哲学者はデビッド・ヒューム」(※ヒュームは経験論の哲学者って事で、若者が悪事をやる時の弁解にはもってこい
なのかも)、「好きな王様はカール大帝」などのインテリぶった発言が多々見られ、どうやらかなり文化系な男の様です。
面白がって他のキャストの所も見てみました。
拒食症で自傷癖持ち、更に強迫神経症持ちのフワフワしたガーリー&不思議ちゃん少女、カシー(演じているのは、Hannah
Murray。すごく可愛いので、今後有名になるかも)のプロフィール欄(ここ)を見たところ、
「日本のオモチャが大好き」で、「野望はもちろん日本に行って、きれいなスシの写真をいっぱい撮ること!」で、「好きな小説は吉本ばななの『キッチン』」なんだそうです。
西洋人のNERD男子に「日本が好きデース」などと言われても、「ああ、アニメ?それともゲーム?」で終わりですが、ファッショナブルで危うい感じの敏感少女に「日本が好き☆」と言われたら・・・。例えドラマ上の設定であってもやに下がってしまうのは、何も男だけではありません。
ピートのGFチェリーの例(当サイト内のここ)を引き合いに出すまでもなく、彼女達のイメージする日本が、「ガーリーで、ケミカル・カラフル、キティちゃん」(一句詠んでみました)であっ
たとしても、諸手を挙げて歓迎したいところです。
そんな事よりも!
このドラマで私にとって一番おかしかったのは、「Skins」の主人公・トニーの父親役を演じていたのが、ハリー・エンフィールドだったと言うことです。
ハリー・エンフィールド(45)は、当サイトでプッシュし続けているバカ・コメディスケッチ「Kevin's
Guide To Being A Teenager」(当サイト内の紹介ページはここ)で、「両親を泣かせ続ける、最低最悪のティーンエイジャー、ケヴィン」を演じて大人気になったコメディアン。
男子中学生ケヴィンを演じていた頃、彼は既に30代半ばだったんですけどね・・・。
「Kevin's
Guide To Being A Teenager」

最悪の男子中学生二人組、ケヴィン(左・ハリー・エンフィールド)
とペリー(右、キャシー・バーク、女性です)
※私は女優・キャシー・バークの大ファンです。当サイト内の彼女のページはこちら。
年がら年中無気力で怠惰で、やる気があるのは自慰行為とゲームだけ。
親が話しかけると「Whaaaaat!!」と怒鳴りあげ、怒られると「生まれてくるんじゃなかったよ!!」と捨て台詞を残す、バカ中学生男子ケヴィンとペリーは、90年代のイギリスで一大ブームを巻き起こしました。
全ての親の悪夢である、反抗期の十代男子。彼らのバカ全開ぶりをカリカチュアしたこのコメディー
は長いことDVD化が望まれていたのですが、映画「Kevin & Perry Go
Large」のDVDに、シリーズ全てのエピソードが「オマケ」として収められています。
オマケと言っても一時間分もあり、しかもこのテレビ版コメディー・スケッチがなければ映画「Kevin & Perry Go
Large」(2002年制作。一瞬だけ全英一位になった)は作られなかったのですから、DVDオマケのテレビ版の方だけでも一見の価値有りです。
「一見の価値有り」どころか、私はキャシー・バークの怪演見たさに、1年に数回は見ますけどね。
昨年キャシー・バークが全英ベスト・コメディエンヌの第三位に選ばれた時、「男子中学生を自然に演じられる怪女優は、後にも先にもキャシーだけ」と書かれていましたけど、正にその通り!勃起シーンが違和感ない女優なんて、キャシー・バークの他には考えられません!
日本でも上映されたので日本語版も出ていますが、残念ながら日本版に「Kevin's
Guide To Being A Teenager」は収録されていません。
というわけでちょっと宣伝させていただきますが、私は小商いをしていて、「Kevin's
Guide To Being A Teenager」の収録されている英国版DVDの通信販売をしています。値段は送料込みで3500円。未開封の新品(←なんか胡散臭い言い方ですね)です。
英国版なので、ヨーロッパ、日本仕様のDVD機材やPCであれば普通に見られます。(マルチ・リージョンでない限り、アメリカの機材では見られません)
日本はもちろん、ヨーロッパを始めとする諸外国への発送も承りますので、ご興味のある方は、こちらからご連絡下さい。
話の流れついでに、YOU
TUBEにアップされている珠玉の回「マンチェスターかぶれ」を、ご紹介します。
一応説明しておくと、内容は、
「ケヴィン(ハリー・エンフィールド)の家に、マンチェスターの叔母さんの家に行っていた親友ペリー(キャシー・バーク)が遊びに来る。
ペリーはマンチェスターでロック・バンド、オアシスのコンサートに行き、すっかりマンチェスター(及びリアム・ギャラガー)にかぶれきっていた。すぐにペリーの影響を受け、ペリーと
一緒にルードなマンチェ野郎の真似をするケヴィン。
しかし、お母さんに「何で北部訛りの真似してるの?バカみたいよ」と指摘され、恥ずかしくなって逆ギレ」
と言うだけの話です。
誰もが青春時代に経験する、粋がった態度(しかも友達の真似)の恥ずかしさが凝縮されていて、見ていて胸をかきむしりたくなります。
ペリーを演じているキャシー・バークがマンチェから戻ってきた途端、オアシスの影響でヒゲを生やしていて、(キャシー、当時30代前半・・もちろん、女です)ケヴィンのお母さんに「あら、大きくなって」などと言われているのもおかしいです。
ペリーもケヴィンも自分の親には言葉の暴力の限りを尽くしているのに、友達の親には脊髄反射で礼儀正しくイイ子ぶってしまうのが、いかにも男子中学生。笑えます。
「マンチェスターかぶれ」
親泣かせで知られたケヴィン役のハリー・エンフィールドを、悪事をやりまくる17歳男子の父親役に配したのは、ドラマ「Skins」制作者側のシャレ
心ですね。
Skinsでのハリー・エンフィールドは、どこからどう見ても腹の出たおっさんでしかありませんでした。言われなければ元ケヴィンだとは気がつかないぐらい
の親父ぶりで、「子どもの方が小賢しくていつも煙に巻かれてしまう、口うるさい割にバカな父親」を好演していました。
セックス&ドラッグな若者よりも、おっさんに感情移入している自分に気づく・・・2007。冬。
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